プロローグ
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い………」
「儂か?儂は俗一般的に《神》と呼ばれる存在じゃ」
神……?
「まさか………いや、もしそれが本当ならこの空間にこの存在感も納得出来る。いやしかし………」
「まぁいきなり言っても信じられないないだろうからそこは省略するがの?儂がお主の前に現れたのには理由があるのじゃ」
「理由?」
うむっと神様は長い髭を撫でながら私の目を見る。
「それはな?《終わりの楽園》に関してなのじゃ」
っ!!私の中で何かが燃え上がった。
「奴等がどうしたのですか?」
「それについてじゃ。まず儂は主らの言葉で現すならば《創成の主神》じゃ。数多の神々を生み出した」
「主神………」
「だが儂が生み出したのはあくまでも善に値する神じゃ。善と悪は二つで一つ。悪に位置する儂と同程度の力を持つ神《創成の邪神》が奴等《終わりの楽園》に接触したのじゃ。今の儂のように」
「邪神に奴等………」
「邪神は《終わりの楽園》に力を与えて他なる世界へ遊びの為に送り込んだのだ」
「他なる世界?」
「俗に主の世界は《観測世界》観て識る世界。他なる世界はお主の世界とは違った世界……言わば並行世界や鑑賞世界じゃ」
鑑賞世界?聞いたことのない言葉だ。そんな私の考えを読んだのか続きを話して下さる。
「鑑賞世界とはお主の世界にあったマンガやアニメ、ゲームといった物語、鑑賞していた世界を指す」
「だが実際に鑑賞世界は観測世界として存在しており、そう言った世界に邪神は送り込んだのだ」
「鑑賞世界に………奴等が………」
「そこでなんじゃがお主、《終わりの楽園》を滅ぼす為に言ってはくれぬか?」
「私が………ですか?」
「神は下界にあまり干渉してはならぬ。じゃからお主に力を……異能を授け駆逐してきて貰おうかと思っての。どうじゃろうか?」
「………答えは決まっております」
そう………私は
「行かせて下さい。必ず壊滅させます」
そう誓ったのだから。
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