第四百四十九話 鳥取での戦士達その四
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「このおっさん只者じゃない」
「それも悪い意味でな」
「本当に世界は広いな」
「ただこの人セクハラはしない」
ゼノヴィアは仙人のこのことを指摘した。
「そのことはいい」
「それしたら本当にいいところないけれど」
イリナも言う。
「そのことはいいことね」
「誰がそんなことするか」
仙人は二人にも怒って言った。
「というかわしがそんなことをすると思っているのか」
「そうも見えるよ」
ヴィヴィアンがあっさりと答えた。
「おじさんはね」
「何故そう見える」
「何となく」
「何となくで言うな、わしはそんなことは絶対にせん」
仙人はムキになって主張した。
「腹が立ったから酒を飲んで寝るぞ」
「いや、そこでそれはないですよ」
大和も流石に呆れた。
「そこで及ばずながらも」
「何だ」
「何かしようと言われるべきです」
「ふん、わしは拗ねた」
言いつつ一升瓶を出す。
「だから飲んでふて寝をするからな」
「そうですか」
「そうだ、もう勝手にしろ」
「完全に拗ねたなこの人」
大兎は早速飲みはじめた仙人を見て困った顔になった。
「どうしたものだよ」
「どうしたもってどうしようもねえだろ」
その大兎にユルセンが言ってきた。
「ほっときゃいいんだよ」
「そう言うけれどな」
「どうせいびきかいて寝るだけだしな」
「それでこのままか」
「ああ、おっさんは放っておいてな」
「俺達は俺達でか」
「やっていこうぜ」
「ユルセンの言う通りだな」
紺はユルセンの言葉をよしとした。
「それじゃあな」
「おう、じゃあな」
「俺達は訓練をしてな」
「そのうえでな」
「強くなっていくか」
「その意気だぜ、それとな」
ユルセンはさらに言った。
「戦いの場になる境港の街はよく見ていこうな」
「そうよね、地の利がないとどうにもならないしね」
レベッカはユルセンのその言葉に頷いた。
「だったらね」
「ああ、それじゃあな」
「皆でね」
「街をじっくり観て回ってな」
「地形とか頭に入れましょう」
こう話してだった。
戦士達はまずは境港の街を観て回ることにした、この際親戚がこの街にいるまなそれに鬼太郎達が案内役を務めた。
街を観回る中で戦士達は多くの銅像を観て言った。
「あれっ、これって」
「鬼太郎さん達よね」
由乃は雪輝に続いた。
「そうよね」
「どう見てもね」
「そうよね」
「こんなのもあるんだな」
高坂もその銅像を観て言う。
「この街には」
「どうもこの街には凄い人がおられて」
まなが言ってきた。
「それでなの」
「こうした銅像もあるんですね」
「そうみたいよ」
「そうですか、しかし本当にそっくりですね」
高坂は鬼太郎と彼の銅
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