第四百四十九話 鳥取での戦士達その二
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「そうしているの」
「成程ね、退屈ってのも怖いものなのね」
「退屈なら食え」
白虎は強い声で言い切った。
「私はそう思うがな」
「訓練かお料理をすればいいのよ」
ドルテはこう言った。
「その時はね」
「バイクでかっ飛ばしてもいいだろ」
サキは自分の生きていた頃のことから話した。
「それでもな」
「バイクっすか、ノーヘルは厳禁っすね」
はじめはサキの言葉を受けて言った。
「危ないっすから」
「ああ、あたしもそれは守ってるさ」
「それはいいことっすね」
「まあもう死んでるけれどな」
それでもとだ、サキは笑ってこうも言った。
「それでもだな」
「そうっすね」
「僕は車の方がいいかな」
犬屋敷は微笑んで述べた。
「オートバイよりもね」
「犬屋敷さんはそっちっすか」
「どちらかというとね」
こうはじめにも話した。
「そうだよ」
「そうっすか」
「うん、今度はな子とドライブに行こうかな」
「俺だったら箒だな」
マグナは笑って言った。
「それに乗って空をかっ飛んでくぜ」
「俺は車を出せるぞ」
セッケは気障な仕草で言った。
「諸君、必要な時は何時でも言ってくれ」
「勘違いしてるけれど結構いい人だから」
ハヤトが妖怪達にセッケのことを話した。
「安心してね」
「その勘違いが気になるね」
垢舐めはそこを指摘した。
「自分をもてるとか斎京とか思ってるっぽいね」
「そうしたことがないと申し分ない方なのですが7」
クレアもこう言う。
「人には誰しも欠点がありますわ」
「聞き捨てならないな、俺は欠点があるのか」
「自覚してくれましたら」
クレアはセッケ自身のクレームにも応えた。
「まことに」
「くっ、これでも騎士団長にも目をかけてもらっているんだぞ」
「あいつがか?ないだろ」
ヤミは冷めた目で述べた。
「どう考えてもな」
「いえ、俺にはわかりますから」
「これも勘違いだな」
「まあその勘違いは置いておいて」
綾斗がセッケをきりがないと思って止める為に話した。
「セッケも頼りになるからね」
「いざって時はだね」
「頼っていいから」
「調子に乗るタイプだけれど」
「それでもだよ」
「まあ色々な人がいるということで」
モーリッツは落ち着いた声で妖怪達に対して話した。
「ご了承下さい、ただ根っからの悪人はいません」
「困った人はいてもか」
「はい、間違ってもスサノオにつく様な者はいません」
「というかあいつはつく要素ねえだろ」
ねずみ男は目を顰めさせて呟いた。
「どう見てもな」
「それがつく人いたのよ」
鈴鹿がねずみ男に話した。
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