第三章 リベン珠
第10話 イサミ・クロガネと秘密の通路:前編
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
鈴仙を嗜めようとするも、それが叶わずに彼女も釣られて笑ってしまうのだった。
確かに勇美は紫と弾幕ごっこの果てに彼女の家に泊まらせてもらうまでの間柄になりはしたが、彼女とて紫の底の知れなさには常に畏怖を感じていたのだ。
その紫にもこうして抜け目が存在していたと感じると、思わず微笑ましいものを覚えてしまうのだった。
だが、勇美は紫とは強い絆を持った関係なのだ。なので彼女はすぐに真面目な表情に戻りこう言ったのだ。
「行きましょうか鈴仙さん。幻想郷をもっとも愛する紫さんの為にも」
「え、ええ。そうね」
いつにない真剣な様相の勇美に、鈴仙は蹴押されてしまった。更に言うなれば『あなた、そういうキャラじゃないでしょう』とすら思えるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ