第三章 リベン珠
第7話 今日はここまで
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うですね」
諏訪子にそう理屈を言われて、鈴仙も納得するのだった。
「それと、幻想郷の外から来た者が異変解決に向かうのも珍しいね。早苗はその例外だったけど。だから頑張ってね、応援してるよ」
「あ、ありがとうございます」
予期していなかった諏訪子の労いの言葉に鈴仙はどこか気持ちが弾けるような感覚に陥ってしまった。その際にも彼女のしわしわ耳はぴょこぴょこと跳ねたので、諏訪子はこの素敵なアイテムを今度存分に味わいたいと思うのであった。
そこまでの会話を聞いていた勇美は、ふと思った事を口にした。
「幻想郷の外出身といったら私もですよ〜」
「そういえばそうだったな」
勇美の指摘に、しみじみとした気持ちで神奈子は頷き、そして付け加える。
「考えてみれば、今ここにいる私達全員幻想郷の外から来たのだよな」
確かに……そうこの場にいる者達全員がそう思うのだった。
そして、勇美と鈴仙は確かめるように言い合うのだった。──こうして外の者であっても、望めば受け入れてくれる幻想郷。それをこれから自分達の手で護っていかなければと。
その想いを確かめ合った二人は、守矢神社で憩いの時を過ごして明日に備えるのだった。
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