第三章 リベン珠
第2話 新たなる友:後編
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「でも、ありがとうございました。今回はにとりさんとあなたのお陰で里のみんなは喜んでくれましたよ」
「それは光栄ね。でも、変則的な弾幕ごっこだったとはいえ、出来れば勝ちたかったわね」
それが菫子の本音であった。いくらパフォーマンスとはいえ、れっきとした弾幕ごっこ、それに勝ちたいとは当然思うのだ。菫子とて幻想少女として箔が着いてきたという事だろう。
「しかし、一瞬で銃の形態を変型させるなんて……あれ反則よ?」
「それ、最近出来るようになったんですよね。修行の成果が出たって事ですかね〜」
勇美はしみじみと呟くように言った。中々自分では気付けない事だが、確実に腕をあげていっているのだろうと思いながら。
そして、菫子は今まで友達を作らなかった身だ。故にこうも誰かを褒める事はなかったのだ。つまり、それは自分は良い友達を作る事に成功したのだと実感するのだった。
こうして勇美と菫子は互いに無二の親友となるのだった。
このように勇美は依姫がいない今も一所懸命に幻想郷で励んでいたのである。そうしてもっともっと幻想郷にて色々なものを吸収していきたいと感じるのだ。
だが、そう優雅に構えていられない事態が起こっていたのだった。
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