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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第116話
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”ね………」

「ったく、諦めの悪い男ね……!」

ジェダルがさらけ出す闘気に押されたシェラザードは思わず呻き声を上げ、サラは厳しい表情でジェダルの一挙一動を警戒していた。



「へえ?ジェダルに”そこまで”させるなんて、エステル達みたいに人間の割に結構やるみたいだね。」

するとその時フルーレティが転移でジェダルの傍に現れて静かな笑みを浮かべてサラとシェラザードを二人を見つめた。

「新手……!?サラ、彼女は彼の仲間なのかしら?」

「ええ……!確か名前は”フルーレティ”で種族は”魔神”とやらよ!」

フルーレティの登場に驚いたシェラザードはサラに訊ね、訊ねられたサラは厳しい表情で答え

「最悪ね……………ここで”魔神”にまで加勢されたら、完全にあたし達の”詰み”じゃない……」

サラの答えを聞いてフルーレティが”魔神”である事を知ったシェラザードは自分たちが更に劣勢になりつつある状況になった事に厳しい表情を浮かべた。



「フルーレティ、わざわざ俺の方に来たという事は”終わった”のか?」

一方ジェダルはシェラザードとサラを警戒しながらフルーレティに訊ね

「フフ……ほら、この通り。――――――あのエルミナって女からもらった”写真”、だったっけ?それに写っていたこの男でよかったんだよね?」

訊ねられたフルーレティは頷いた後不敵な笑みを浮かべて異空間から”恐怖の表情を浮かべたハイデル元取締役の生首”を取り出してジェダルに見せた。

「な――――――ハイデル卿……!?」

「しまった……!ハイデル卿を逃がしてしまった時の事を考えて屋敷に突入した際に仲間の彼女に別行動をさせて、逃げているハイデル卿を見つけた彼女がハイデル卿を殺害したようね……!」

ハイデル元取締役の無残な姿を見たサラは絶句した後信じられない表情で声を上げ、シェラザードは厳しい表情でジェダルとフルーレティが取った行動を口にした。



「よし、これで”依頼は完了だ。”リリカ達と合流するからルーレの郊外に転移してくれ。」

ハイデル元取締役の生首を確認したジェダルは闘気を霧散させて得物を収めてフルーレティに指示をした。

「はいはい。ちなみにあの二人との戦いはいいの?仕事の邪魔をされたんだから、”報復”とかするんだったら私も手伝うよ?」

「依頼が完了したのだから、これ以上やり合うのは”無意味”の上、奴等は”紅き翼”の関係者である事に加えて”遊撃士”だ。依頼人から”紅き翼”の関係者を過剰な攻撃をすることは禁じられている上、万が一奴等を殺すような事があればそれを知ったエステル達が”約束”を破る事も考えられるからな。」

「フフ、それもそうだね。――――――じゃあね。ジェダルに仕事を依頼した人
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