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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百四十八話 荒ぶる神スサノオその十四
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「お握り握るね」
「皆で頑張りましょう」
「一人こんな状況でも寝てるけれどな」
 ユルセンは仙人のことを言うことも忘れなかった。
「放っておこうぜ」
「本当にこの人はいつもこうだね」
 呼子が見てもだった。
「ある意味凄いよ」
「ああはなったら駄目って思うだろ」
「心からね」
「それじゃあな」
「僕達は僕達で頑張らないとね」
「そういうことだよ」
 ユルセンもお茶を煎れる、戦士達はそれぞれが出来ることをしていた。そうしてだった。
 夜も戦い明け方近くになった、戦士達は休憩し食べて寝ることもしながら戦っていたが空が白くなりはじめると。
 目玉の親父は戦局を見て言った。
「ふむ、そろそろな」
「眼魔達の数が減ってきたな」
「うむ、そうなってきたな」
 こうスペクターに答えた。
「どうやらな」
「そうだな」
「このままいくとじゃ」
 それでというのだ。
「よいのう」
「そうだ、一旦数が減るとだ」
 スペクターも目玉の親父に話す。
「そのままだ」
「減っていくだけか」
「最後の一体までな」
「よし、ではこのまま倒していこう」
「わかりました」
 鬼太郎も応えた。
「ここは」
「そうしてな」
「このままですね」
「まずは右から来る方に向かうのじゃ」
 そちらの眼魔の群れにというのだ。
「一番数が多いからな」
「あちらの眼魔達を倒しますか」
「そうするのじゃ」
「わかりました」
 鬼太郎は目玉の親父の言葉に頷いてだった。 
 ちゃんちゃんこを放ち口から火も吐いた、そうして眼魔達を倒していった。そうして戦っていくと遂にだった。
 最後の一体がゴーストに倒された、すると赤ではなく漆黒の閻魔が現れた。ねずみ男はその閻魔を見て言った。
「あれがな」
「この世界でのスサノオの姿なのね」
「赤じゃなくて黒だろ」
 その服がとだ、ねずみ男はアカリに話した。
「あれで俺達もわかったぜ」
「スサノオだって」
「閻魔ってのは赤だからな」
「それが黒だとなのね」
「わかるさ、ここで出て来たってことは」
「ははは、今君達と戦うつもりはない」
 そのスサノオが言ってきた。
「安心するといい」
「何っ、ねえのか」
「戦いは一月後境港市でとしよう」
 スサノオは戦士達を前にして彼等に告げた。
「そこでだ」
「あの街で」
「私は君達とこの世界で決戦を楽しみたい」 
 スサノオは鬼太郎にも話した。
「それでいいだろうか」
「そうしたいのなら」
 それならとだ、鬼太郎は目を顰めさせて応えた。
「僕は受けて立つよ」
「断わることはしないか」
「僕にも意地があるから」
 だからだというのだ。
「そうさせてもらうよ」
「有り難い、ではな」
「その時に」
「また会おう
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