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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
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第14話 陽だまり、デジタルワールドへ! 光の闘士ヴォルフモン
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? いたら返事して!」


未来は響の名を呼びながらコテージ近くの森を10分ほど走り回っているが、一向に見つかる気配が無かった。

彼女は知らない……探し人である響達は現在別の世界へ行ってしまっていることに……


未来「はあ、はあ、はあ…………響……」


未来が行方の分からない大切な親友の身を案じる中……


「グルルル……ッ!」

未来「え?」


突如獣の声が聞こえて来て、未来がその方へ視線を向けると……


デビドラモン「グルルル……ッ!!」

未来「か、怪獣!?」


黒い邪竜型デジモンーーデビドラモンがいた。

デジタルワールドの住人にしてデジモンであるデビドラモンが何故新暦世界にいるのかと言う疑問を抱くなど、デジモンのことを全く知らない未来には無理な話で、未来は目の前のデビドラモンを怪獣だと思い、ただ恐怖に怯えるばかりであった。

未来は急いでデビドラモンから逃げ出そうとするが……


未来「っ! か、体が動かない、どうして……!?」


金縛りにあったかのように自身の体が動かない感覚に襲われる。

その理由は未来がデビドラモンに真紅の複眼ーーレッド・アイで睨み付けられたことで動きを封じられたからである。

デビドラモンは動けない未来にとどめを刺そうと、真紅の巨大な爪を構えながら近付く。

そして……


未来「い、いやっ、来ないで……!!」

デビドラモン「グルルルッ……ガアアアアッ!!」

未来「いやああああああああっ!!!」


デビドラモンは未来に向かって爪を振り下ろし、動けない未来は悲鳴を上げ、訪れる痛みへの恐怖から思わず目を閉じた……そんな時、未来とデビドラモンの前に眩い光が突如現れる。


デビドラモン「グオッ!?」

未来「な、何!?」


その光にデビドラモンが怯み、未来が驚いている中、光はさらに輝きを増して行く。

そして……


デビドラモン「グオオオオオオッ!!?」

未来「きゃあああああああああっ!!!」


未来とデビドラモンは光に飲み込まれ、光が治まった時には既にその姿が無かったのであった……
















未来「ん……んん……あ、あれ? ここは……何処……?」


それから暫くして未来はデジタルワールドへと次元漂流し、現在に至る。


未来「あ! そう言えば、さっきの黒い怪獣は!?」


未来は黒い怪獣ーーデビドラモンのことを思い出して辺りを見回すが、幸いなことにデビドラモンは未来の近くにいなかった。


未来「はあ、良かった〜……さっきの怪獣と言い、光と言い、何だったんだろ? 夢でも見てたのかな
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