第五百九十五話 正門を去ってその四
[8]前話 [2]次話
「そんな頭でだと」
「そして今の社会では捕まる」
「やがて馬鹿してね」
「正門も通れない」
「一般社会に入っているとなると」
「おそらく力はない」
ここで言う力は腕力もっと率直に言えば暴力だ、そうした力は人間が使う力では一番下等とされている。
「だからだ」
「モヒカンに殺されるモブだね」
「そうなる」
「そんな程度の奴だね」
「そして死んでもだ」
モヒカンに主人公が出る前に殺されてもだ。
「それで終わりだ」
「そんな連中になるね」
「所詮だ」
「そんな馬鹿はその程度だね」
「こうした社会だからまだ生きられる」
法律と文明がある社会だからだというのだ。
「しかしそうした奴が嫌っている法律がない社会だとな」
「真っ先に殺されるね」
「若し自分が好き放題しようとしてもな」
そのモヒカンの立場になろうとしてもというのだ。
「下っ端も下っ端でな」
「所謂パシリにされてだね」
「こき使われてだ」
「主人公達に殺されるね」
「そうなる、そんな奴は異世界に行ってもな」
アルフレドは今度は異世界ファンタジーの話をした。
「同じだ」
「そうだよね」
「生きる価値がない位の馬鹿だとな」
「その世界も色々あるしね」
ロミオは異世界ファンタジーの世界の話もした。
「モンスターにならず者がいて」
「国家同士の戦いもある」
「今の連合よりずっと物騒だね」
「そうした社会だ」
「ドラゴンも出るし」
「最悪邪神が活動していてだ」
そうしてというのだ。
「世界を侵略したり破壊してな」
「滅茶苦茶にしているね」
「そんな社会だからな」
「そうした馬鹿が入ったら」
「すぐに死ぬ」
確実にそうなるというのだ。
「モンスターの餌か」
「ならず者に殺されるか」
「国同士の戦争に巻き込まれれてな」
「死ぬかだね」
「災害で死ぬかも知れない」
このケースも有り得るというのだ。
「どっちにしてもだ」
「死ぬんだね」
「そして死んでもだ」
アルフレドはさらに話した。
「それは当然のことだ」
「どうしようもない馬鹿だから」
「異世界に行ってもな」
そうした展開は常だがというのだ。
「それで無敵の能力を授かるか」
「無敵のアイテムを貰うとか」
「そんな展開もあるが」
「それでもだね」
「力を的確に使うには頭が必要だ」
アルフレドはロミオに話した、当然一緒にいるビアンカにも。
「その頭がないとな」
「力を上手に使えないね」
「まあそうした馬鹿は自分が権力持ったら絶対に好き放題するし」
ビアンカは冷めた目で言った。
「どうせ自分が権力者じゃないから妬んでそう言ってるだけでしょうしね」
「そんなところだね」
ロミオもそれだと頷いた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ