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ソードアート・オンライン?もう一人の英雄?
十七話 戦いA
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『た、確かにあれは怖いです』
……ネオだって怖がっているし。
「あっは♪外れてしまいました〜♪次は動かないでくださいね♪」
所々の音符が怖い。
ふとトアを見ると震えていた。
多分あそこまで暴走(バーサク)化すると思わなかったんだろうな。
まずは震えて隙だらけのトアを狙う!
僕が近づいて剣で掠ろうとしたときにトアは我に返り、咄嗟に逃げようとしたがギリギリ掠り、トアは脱落。あとは……
「うふふ♪あはは♪あははははははははははは♪」
………こっわ!
一人、ただ一人だけで笑う美少女に観客の皆さんはドン引きしている。
『もうそろそろタイムリミットです。このままだと、負けます。早く攻撃を仕掛けに行かないと』
そうは言ってもねぇ、あの娘、一人で百ものモンスターを討伐したって言われているから。
『ひとり、ひゃ……!?』
分かる。分かるよ、その気持ち。
なんでこんな子がって思うよね。
『!前です!』
両手剣で防ぐ。

「ぐっっ………………!」
押されている!?
「あはは♪」
ユラは力任せにこっちへ押している。これを弾けば僕の勝ちだ。だが……
「ふっ!」「よいしょ♪」
逃げるなよ!
『攻撃に備えてください。集中力を高めて、《英雄の力》を使う感じで』
はい、っと
「な!」
隙をつこうとしたユラの攻撃を受け止める。
両手がびりびりする。一撃一撃が重い!
「えい♪」
ユラが何かを地面に投げつける。

ぼわっ

視界が覆われる。
「ふふっ♪まさかここで使うなんて、ですわね」
ユラが正気に戻ってきている。まあ一先ず良かった。
『良くないですよ!』
ですよねー
集中力を研ぎ澄まし、どこにユラがいるかを確認する。
とはいえ、大体しかわからないけど。
何となく左の方に気配がする。
「はっ!」
両手剣で攻撃したが、いたのはトアだった。
「な、何!?」
「脱落しても、サポートはする!」
おい!
気を取られた一瞬、後ろに悪寒が走る。
「はぁあ!!」
気合のこもったスピードのある両手斧が降りかかる。
避けようとしたがトアが何かを構えようとしたのが目に入り、反応が遅れ、左腕をやられた。
「つぅっ!」
神経を直接刺激されたような不快感が走る。
HPは残り七割を切った。
トアの方を見ると何も装備していない。
……フェイクか。
これはもう負けだと確信し、両手斧が振りかざされたその時、
Time up
時間切れで、引き分けとなった。HP残量的に。


*****************


「……キリト君と私は、私が勝ち、ロア君とユラ君、トア君では引き分けとなった。私達の方が勝っているから、君たちは血盟騎士団に入ることになった。では、よろしく頼むよ」

僕たちは何も言えず、晴れ
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