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ソードアート・オンライン?もう一人の英雄?
十七話 戦いA
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―――――これは勝てる!

迫りくる両手斧を見据えながら僕は両手剣を右手だけで持ち、ソードスキルで攻撃を受ける。受けた途端にやはり電光石火のようにトアの攻撃が来るから恐ろしい。
しかし、僕は余裕で対応する。

迫りくるエストックを僕は左腕で受け止めた。

キィィン
金属音が響く。前のモノと少し違うところは僕が少しだけダメージを負うだけか。
トアもユラもこれにはびっくりしたようだ。
僕はソードスキルを使い、ユラを弾き飛ばす。
「きゃ………っう!」
運よく壁にユラが吹き飛ばされた。
ユラの HPゲージが減る。半分まであと二割を切ってる……!
「……よし」
安堵の声を少しだけ漏らしてしまった。
『まだ油断は禁物ですよ』
分かってるよ!
「フッ!」
僕は両手剣を地面に落とし、右手の拳で体術スキル《閃打》を繰り出す。
トアは危険を察知し、エストックから手を離し、後ろへ飛びぬいた。
しかし、少しだけかすり、HPが減る。
トアの場合、かすっただけでも二割ほど減る。
同じくらいのレベルの人でそうなんだ。僕はレベル差で言うと約二倍になる。
と言うことは……

『……掠っただけで四割ほど持っていかれるんですか』

そう。そこがトアと言うプレイヤーなのだ。
素早さにほぼ全振りしている分、防御が無い。そこで、タンク兼斧使いのユラと組んでいる。
『攻撃が来ますよ!右!』
「はい、はい……っと!」
あ、あっぶなーーー
トアが投擲用のピックで僕を攻撃してきた。しかも走りながら。
何回も何回も投げてくる。
後方のユラに気を配りつつ、ピックをはじく。
どんどん早くなっていく為、捌き切れなくなってバックステップでかわしていく。
「ちっ……!」
ドンドン追い込まれているのが分かる。
そうか。フラグが立ったか!
『立てたのは、貴方ですよ』
……そう言うネオだって立ててたじゃん。
『え、えぇ!?あわ、わわわわあわわっわああ』
可愛い(けどなんて言っているか分かんない(´・ω・`))
『な、なな、なぁ〜〜〜!!!!!は、早く目の前のことにしゅ、集中!』
敬語が抜けてる。
でも、これでも相手の方に警戒を怠わらずにいたんだけどなぁ〜
その時、今日一番のスピードでピックが投げられた。しかも顔面目掛けて。
「うぉ!」
上半身そらして避けた時、バランスが崩れて倒れた。
立ち上がろうとしたその時、

王手(チェックメイト)、ですわ♪」

頭の上から聞きなれた声がする。
冷や汗を掻いて少し上を見上げると同時に両手斧が頭に振り降ろされようとしている。
「えい♪」「ぅわ!」

転がると、元々僕の頭があった所に両手斧がぶっ刺してあった。

「怖いよ!殺す気か!」
恐怖のあまりユラに叫んでしまった。

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