第115話
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情で答えたエリゼの答えを聞いたマキアスは信じられない表情で指摘し、アンゼリカは疲れた表情で呟き、セリーヌは静かな表情で推測を口にした。
「ハッ、よりにもよって貴族のお嬢が”身分”を否定する言葉を口にする考えに染まるとか、メンフィルはどんなイカレた国なんだよ。」
「そしてエリゼがそのような考えに染まった一番の原因は間違いなく”尊き血”を重視するエレボニアが生み続けている”歪み”なのだろうな……」
「……………………」
アッシュは鼻を鳴らして皮肉な言葉を口にし、アッシュの言葉に対してラウラは複雑そうな表情で答え、ユーシスは重々しい様子を纏って黙り込んでいた。
「―――並行世界のキーアさんには本当に心から感謝しています。”本来の歴史”と違い、兄様は兄様自身の実力を正しく評価してくれる国によって相応の立場を用意してもらえ、兄様が兄様自身の為ならば”敵”の命を奪う事もそうですが祖国や家族、友人に刃を向ける事になっても躊躇わず兄様に力を貸してくださる心強き”真の仲間”の方々と出会わせてくれたのですから!――――――その証拠が”メンフィル帝国”と”灰獅子隊”です!今の兄様達にとって貴方達”Z組”はもはや”不要の存在”です!」
「ハッ、なるほどな。つまりエリゼ嬢ちゃんからすればリィン達のやり方に賛同しない俺達は”真の仲間”とやらじゃない――――――”仮初の仲間”って所か。だったら、その考えが間違っていることを俺達自身で証明してやるぜ!!」
「ハハ、そうだね。――――――親父殿が殺されない為とこれ以上の犠牲を出させない為にも、そこを通してもらうよ、エリゼ君!」
「――――――みんな!わたし達の目的はアンちゃんにログナー侯爵閣下を取り押さえさせる事だから、みんなで協力してアンちゃんと何人かを先に向かわせる隙を作るよ……!」
「はい……!」
「この場にはいないアリサ達……そしてリィン達の分も背負って我らの力を其方達に示して見せる……!」
「例え相手がどれだけ強大な相手だろうと……」
「わたし達は絶対に退けない……!」
「お前がリィン達にとっては”不要”と判断した”Z組”の底力、思い知るがいい!」
「全力全開で行くよ〜、オーちゃん!アーちゃんとクーちゃんもにもオーちゃんの力、たっぷり見せてあげるね!」
そして闘気を全身に纏ったエリゼが太刀をトワ達に向けて宣言するとクロウは鼻を鳴らした後不敵な笑みを浮かべて宣言し、クロウの言葉にアンゼリカは頷いた後仲間達と共に戦闘の構えをし、トワの号令にエマは頷き、ラウラとマキアス、フィー、ユーシスはそれぞれ闘志を高めてエリゼを睨み、ミリアムは無邪気な笑みを浮かべてオーバルギアに乗り込んだ後アルティナに声をかけ
「ですから、クラウ=ソラスをそのよ
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