第115話
[1/17]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
〜ログナー侯爵邸・エントランス〜
「あ、貴方達は……!」
「”鉄機隊”……!」
「ここで立ちはだかりますか、継母上…………」
「そ、それにエリゼ君まで……」
「あっ!ヤッホー、アーちゃん!内戦以来になるね!みんなからは話には聞いたけど、ホントにリィンの仲間になったんだね〜。」
デュバリィ達の登場にセドリックは驚き、ラウラは真剣な表情で声を上げ、ミュラーは複雑そうな表情でオリエを、マキアスは不安そうな表情でエリゼをそれぞれ見つめ、ミリアムは呑気な様子でアルティナに声をかけた。
「ミリアムさん……話だけは伺っていましたが、本当に蘇生に成功したんですね……」
ミリアムに声をかけられたアルティナは口元に笑みを浮かべてミリアムを見つめたがすぐに気を取り直して表情を戻した。
「フフ、我らに協力している新たな参謀が考えた其方達に対する”策”を乗り越え、更には”灰色の騎士”に新たに仕える事になった”飛天魔”をも乗り越えてここに到着した事……見事だ。」
「ハイデル・ログナーの保護の為に別行動している”紫電”と”嵐の銀閃”以外にも”守護騎士”を含めて何人か見かけない事からして……どうやら、”守護騎士”達は貴方達を先に向かわせる為に残って”飛天魔”の相手をしているようね。」
「―――――皇太子殿下までこの場にいらっしゃっているという事は、シュライデン伯爵との一騎打ちに勝利されたご様子。代々アルノール皇家に仕えているヴァンダール家の一員として、皇太子殿下の飛躍的な成長には心より嬉しく思っております。」
「……ここまでたどり着いた事には正直驚きました。ですが、兄様の邪魔はさせません。―――――ましてや未だ兄様の優しさに付け込む事を止めずに兄様を求めようとする人達には。」
アイネスは感心した様子で、エンネアは興味ありげな表情で、オリエは静かな表情でそれぞれトワ達を見回し、エリゼは静かな表情で呟いた後厳しい表情でトワ達を睨んだ。
「あん……?」
「わたし達がリィンの優しさに付け込む事を止めずにリィンを求めているってどういう事?」
エリゼが口にした言葉を不思議に思ったアッシュは眉を顰め、フィーは真剣な表情で訊ねた。
「……ちょうどいい機会ですから、皆さんにも教えておきます。去年の内戦が勃発する少し前―――――ドライケルス広場で演説をしていたオズボーン宰相がクロウさんに狙撃される3日前にはエリスにもそうですが兄様やセレーネにもメンフィル帝国政府よりクロイス家の”資産凍結宣言”によって国内の緊張が高まっているエレボニアに滞在し続ける事は危険である為、それぞれが通っている学院を休学し、エレボニア帝国内の状況が落ち着くまで故郷に帰省して滞在し続け
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ