第四百四十八話 荒ぶる神スサノオその十二
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「こっちもな」
「そうか、では張り合いが出たところでじゃ」
「戦うか」
「そうするぞ」
二人で話してだった、共に前に出て戦いに入った。ライダーも妖怪も戦える者は全て戦場に出た。そして。
後方、拠点と定められたそこに大量の食糧や水、医療品等が来た。川獺はそのかなりの量の物資を見て言った。
「凄い量だね」
「二日分よ」
アカリが川獺に答えた。
「これだけでね」
「二日分だね」
「そう、普通なら一週間分だけれど」
「皆よく食べるからね」
「これで二日分よ」
それだけだというのだ。
「足りないならね」
「また送ってもらうんだ」
「そうするから」
「その用意も出来てるんだ」
「目玉の親父さんがしてくれたわ」
今も鬼太郎と共にいる彼がというのだ。
「妖怪の人達とお話して」
「やっぱりあの人がいてくれたら」
「そうしたこともしてくれるから」
それでとだ、アカリは川獺に話した。
「頼りになるわ」
「成程ね」
「それで料理は何作るんだ?」
ねずみ男は食糧を見ながら尋ねた、そこには食器もある。
「それでな」
「お好み焼きにたこ焼きよ」
カノンが答えた。
「たこ焼きはアデルさんが好きだから」
「それでか」
「そちらも作るわ」
「そういえばあの兄さんたこ焼き好きだな」
ねずみ男が見てもだ。
「いつも食ってるな」
「だからね」
「そうか、じゃあ早速作るか」
「そうするわ」
「お豆腐もあるからね」
豆腐小僧はこちらだと言ってきた。
「皆食べてね」
「ああ、お豆腐な」
「身体にいいよな」
シブヤとナリタが豆腐小僧の言葉に応えた。
「しかも美味いし」
「食べやすいし」
「だからどんどん食べてね」
「後ろは万全じゃな」
油すましが見てもだ。
「では戦っていこう、わし等もな」
「そうしましょう」
カノンは油すましに応えた、そしてだった。
充実した後方を背にした戦いがはじまった、鬼太郎はその中で髪の毛針を出してそれで眼魔達を倒していた。
そうしつつ戦局を見て隣にいるゴーストに言った。
「倒してもですね」
「幾らでも出て来るよね」
「そうですね」
「これがスサノオとの戦いだから」
「それで、ですね」
「幾ら出て来ても駄目だと思わないで」
そうしてというのだ。
「戦っていこう」
「戦いは何時か終わりますね」
「そう、だからね」
ゴーストも戦いつつ話した。
「このままね」
「地道に戦うことですね」
「そうしていこう」
「わかりました」
鬼太郎は今度は。
指鉄砲を出した、それで二体の眼魔を倒して言った。
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