暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
怖がり吸血鬼ギャスパー登場!天空の野菜畑を攻略せよ!
第72話 それぞれの日々、最後の眷属ギャスパー登場!
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りなければ勝てなかったのだけど……ごめんなさい、イッセー」
「そんなことは気にしていませんしお互い様ですよ」
俺も一回やられかけたし、勝てたのは俺が目覚めるまでオカルト研究部の皆が時間を稼いでくれたからだ。
「じゃあギャスパーが封印されている部屋まで案内するわね」
「えっ、もう封印は解けて外に出られるんじゃないんですか?」
「それがあの子人間不信な所があって部屋から出て来てくれないのよ」
「もしかして俺を呼んだのってギャスパーって子を外に出す為じゃ……」
「……えへ♪」
舌をペロッと出してエヘ顔をするリアスさんに少しドキッとしたのは内緒だ。
―――――――――
――――――
―――
「ここがギャスパーのいる部屋よ」
リアスさんが連れて来てくれた部屋のドアには『KEEP OUT!!』のテープが何重にも張られており怪しげな呪術的な刻印が刻まれていた。如何にも怪しい物を封印していますって感じだな……
「そういえばそのギャスパーっていう子の神器ってどんなモノなんですか?」
「ギャスパーの神器は『停止世界の邪眼』というの。特性はギャスパーが興奮した際にその子の視界に映っているものをすべて停止させてしまうの」
「つまり時間を停止させることが出来るって事ですか……それは強力な神器ですね」
「しかもそれだけじゃなくて停止世界の邪眼はギャスパーの意志には関係なく成長していってるの。もし神器が暴走したら世界そのものが停止してしまう恐れがあるわ」
力を制御できずに封印されるか……俺も赤龍帝の籠手やらグルメ細胞の悪魔やら強い力を持っているから他人事には思えないな。
「更にギャスパーにはもう一つの力があるの?」
「えっ?停止世界の邪眼だけでもすごいと思うんですけどまだ何かあるんですか?」
停止世界の邪眼だけでも凄いのにまだ力を持っているのか。益々他人事に思えなくなってきたぞ。
「何て言えばいいのかしら……まだギャスパーが封印される前の事よ。ある日私の実家に眷属を連れて行ったんだけどギャスパーの目の前を鼠が走っていったの、それに驚いて興奮したギャスパーの背中から黄色い人間みたいな何かが現れたの。その人間みたいな奴は私の屋敷を滅茶苦茶に破壊しまくったわ」
「何ですか?黄色い人間みたいな奴って……?」
「そうとしか言いようがないのよ……その人間みたいな奴は滅茶苦茶なパワーがあって小猫でも抑えられないの」
「小猫ちゃんでも抑えられないって……どんな奴なんだ、それは」
戦車の駒を持つ小猫ちゃんでも抑えられないとは……そりゃ俺が呼ばれるわけだ。
「それじゃ開けるわね……」
リアスさんはそう言うとテープを剥
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