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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
怖がり吸血鬼ギャスパー登場!天空の野菜畑を攻略せよ!
第72話 それぞれの日々、最後の眷属ギャスパー登場!
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授業中に飯を食ったり不良をボコったりしていたので恐れられていた。それは自分の自業自得という事もあってあの頃の俺は友達を作ることを諦めていた。
『俺と一緒にいればお前も変な目で見られるぞ』
『んー。別にそれでもいいかな』
『……はっ?』
『あっ、アンタそんな顔をするんだ。意外といい顔するじゃない』
それから何かと桐生は俺に声をかけてくるようになった。最初は鬱陶しがっていた俺も次第にそれに慣れていったんだ。
友達という関係ではなかったが、俺は不思議と嫌じゃなかった。
「……ありがとうな、桐生」
「ふふっ、アンタのその顔、私やっぱり好きだわ」
桐生はそう言ってニカッとはにかんだ。
―――――――――
――――――
―――
授業を終えて放課後になった後、俺とアーシアは家庭科室に向かい料理研究部としての活動をしていた。
「そういえば料理研究部って外国のお料理を作ったりレポートを作ったりしていますがそれ以外には活動はしないのですか?」
「んー、後は学園内の部活動とかの打ち上げで料理作ったりボランティアで幼稚園とか老人ホームでお誕生日会の料理作ったりするぞ」
例えば銃を乱射する先輩がいるアメフト部とかやたら目立たない後輩がいるバスケ部に打ち上げの料理を運んだり、下半身を露出させた園児がいる幼稚園に誕生日会のサプライズで作ったケーキを持って行ったりとかしたぞ。
「へぇー、そんなことをしていたんですか」
「後は遠月学園が主催する料理大会に部外者なのに呼ばれたりしたなー」
「遠月学園?」
「日本屈指の名門料理学園だよ。一部の人間はグルメ界でも通用するんじゃないかと思うくらいの腕を持った奴らがいるんだ」
「そ、それは凄いですね!でも何でそんな凄い学園の大会にイッセーさんが呼ばれるのですか?」
アーシアの言う通り部外者である俺がそんな名門料理学園に呼ばれることはあり得ないんだが……
「実は旅をしている最中にそこの総師とお孫さんと出会ってしまってな。そのお孫さんがあまりにも庶民的な料理を馬鹿にするもんだからギャフンと言わせる料理を作ったんだ……グルメ界の食材使って」
「ええっ!?グルメ界の食材を使っちゃったんですか!?」
「ああ、その子神の舌と呼ばれるくらい優れた味覚をしていたから使わないと負けるかなーと思ってつい……いやぁあの頃は俺も若かった」
その結果その子に勝つことは出来たがよっぽど癪に障ったのか相当怒ってしまったんだ。その総師さんも使った食材の事を聞いてきたけど誤魔化した。
その代わりに遠月学園に来ないかと誘われたが断った。名門だけあって規則も厳しいし自由に行動できなくなったら困
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