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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga20-C夢の終わり〜Grief〜
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の宿願は必ず俺の代で終わらせる。だから安心して、お前はお前の人生を歩み、幸せになってほしい。それが、ダメな父親の俺の願いだ。これまでありがとう、愛している、フォルセティ――
――やっほー、フォルセティ♪ うーん、お別れになるかもしれないし、帰れるかもしれないし、どう言えばいいのかな〜? アイリお姉ちゃんはこれから、マイスターと一緒にバトってきます! 相手はめっちゃ強いから、アイリお姉ちゃんもどうなるか判らないの。フォルセティが大きくなるのを見守っていきたいけど、ごめんね? アイリお姉ちゃんは、女としての幸せを、融合騎としての存在意義を選びました。もし生きて帰ってきたらフォルセティに、アイリお姉ちゃんを叱る権利を贈呈します! えっと、それまでバイバイ。大好きだよ、フォルセティ――
父さんもアイリお姉ちゃんも帰ってこなかった。メールだったけど僕のことを想ってくれてるってことを伝えてくれたから、もう・・・。
「お葬式の時、ヴィヴィオとコロナが僕を抱きしめて一緒に泣いてくれたから」
「「フォルセティ・・・」」
父さんとアイリお姉ちゃんが納められた柩が埋められるとき、父さんとアイリお姉ちゃんを心配させたくなくて泣かないように耐えてた。でもそんな僕に気付いたヴィヴィオとコロナが両側から、泣いていいんだよ、男の子だからって我慢しなくていいんだよ、って言って僕を抱きしめてくれた。だから僕は耐え切れなくなって、ヴィヴィオ達と一緒に大きな声で泣いた。
「だから大丈夫なんだ」
そう言って普通に笑って見せると、ヴィヴィオ達も安心して笑い返してくれた。そんな僕の頭をルーツィアさんが撫でて、「えらいえらい。格好いいね」って褒めてくれた。
それから僕たちはルーツィアさんの運転する車でフライハイト邸まで帰った。家の地下には広い駐車場があって、ある車を見たルーツィアさんが「イリス達はもう帰って来てるみたい」って言った。みんなと一緒に屋敷に入ったところで、なんか怒鳴り声のようなものが応接室から聞こえてきた。
「キルシュブリューテを持ち出して何をする気なの!?」
「決まってるでしょ! ルシルとアイリを殺した連中の首を刎ね飛ばす!」
「何を馬鹿なことを! 公務員が堂々と殺人宣言など!」
「だって!」
「ルシル君とアイリちゃんも、あなたに殺人を犯させてまで敵を討てなんて絶対に思わないわ!」
「けどアイツら! ルシルとアイリを、わたし達に見せられないほどにしたってクロノは言ってた! あのクロノですら2人の遺体を見て後悔したって! そんなに酷く損傷させたんだよ! 許せるわけない! ルシル達が望まなくても、わたしは許さない! 必ず見つけ出してころ――」
「いい加減にしなさい! 犯罪者に命で償わせようとしない! 逮捕して、
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