妹が下宿先にやって来た
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ちゃんがリゼに銃を突きつけられたって言ってたな……護身用だからって銃やナイフを携帯しないで欲しいよ。
「おはようミロ」
「おっ、おはようリゼ」
噂をすれば影を射す……チノちゃんと一緒にリゼが店に入って来た。
「そうだリゼ、今日から俺の妹がラビットハウスで下宿する事になったんだ」
「ミロの妹?居るとは聞いてたけどこっちに来るんだな」
リゼに俺の家族について聞かれた方があって、ココアの事を少しだけ話した事がある。リゼは一人っ子だから沢山姉妹や兄が居る俺の事を羨ましいと言ってきた。一人っ子あるあるだな〜っと思いながら俺は兄弟あるあるの兄弟や姉妹が居ると大変だって事を話した。
「あぁ、今年の春からこっちの高校に通う事になったんだ」
「そうか。私達と同じ高校に通うのか?」
「いいや、ここら辺にある女子高に通う」
確かそこは千夜も通うとか言ってたな。
チヤとココアが同じ高校か………波長が合いそうだよなあの二人は。まぁ、ココアとチヤが出会えばの話だけど。まぁ、俺が甘兎庵にココアを連れて行けばいい話だけど。
「そうなのか。ミロの妹だからミロと同じように特待生制度で入学するのだと思った」
「理数系だけならいけるかな?」
文系が壊滅的だからなココアは。それにココアを特待生にしたらシャロちゃんがこっちの学校に入学できないからな。だけど、無事にシャロちゃんが合格できて良かったよ。
俺がそう聞いてからリゼは納得した顔をしてから部屋の奥へと入って行って。たぶん更衣室で制服に着替えに行ったのだろう。
「さてと、今日もお客さん来るかな?」
俺はバーカウンターにもたれてチノちゃんに問いかけた。
「来ますよ。ミロさんが作るパンは美味しいのですから」
「それだけじゃない。チノちゃんのコーヒーもあるし、リゼの作るナポリタンもある」
「そうですね。それを知っていながらあんな質問をしないで下さい!」
「ごめんごめん」
俺はチノちゃんに謝っている途中にラビットハウスの扉が開く音がして俺とチノちゃんは振り向いてお客様を出迎える事にした。
「「いらっしゃいま………せ?」」
店に入って来たお客様を見て俺とチノちゃんは途中で絶句してしまった。お客様はサングラスにマスクを付けていて何処をどう見ても怪しい人物に見える。
だけど俺はその怪しい人物の正体をすぐに見破った。
俺はお客様の側に行き先に案内した。案内している途中にお客様はクスクスっと笑う声が聞こえて来ていた。まだ正体がバレて居ないと思っているんだろうな。さてと、そろそろ正体を明かして貰おうか。
「ご注文が決まりましたらお声がけ下さい、ココア」
「うん、決まったら呼ぶねお兄ちゃん………えぇ!?」
俺が
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