妹が下宿先にやって来た
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てと、後片付けをしてから俺もパンをいくつか持ってからキッチンに行くか。
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「「いただきます」」
俺とチノちゃんは香風家のリビングで朝食を食べはじめた。うん、今日も良い出来だな。これならアイツも満足するだろうな。
「そう言えば今日がミロさんの妹さんがうちに来るのですよね」
「うん、妹共々よろしくねチノちゃん」
今日は妹のココアが木組みの街にやって来る。ココアも木組みの街にある高校に通う事になり、ココアも香風家に住まわせて貰う事になっている。
「い、いいえ。私の方こそよろしくお願いします!」
チノちゃんはパンを食べる手を辞めて頭を下げてきた。
「それでミロさんの妹さんはどんな方なんですか?」
「子供の頃から俺にベッタリで……今もベッタリだな。それにモカ……姉さんに憧れていてこっちに来たらチノちゃんを妹にしようとするだろう」
「えっ、どういう事ですか!?」
「会ってみたら分かるよ」
これ以上ココアの説明は難しいからな。
たぶんココアはチノちゃんをどうにかして妹にしようとするだろうな。その光景が容易に想像できるよ……
『お姉ちゃんって呼んで!!』
『嫌です』
そしてチノちゃんは無表情で断るだろうな。
ココアがここに到着するのはラビットハウスが経営している頃だろうな。
「あのミロさん、妹さんを迎えに行かなくていいのですか?今日のミロさんのシフト無くても大丈夫ですので今日はお休みでも」
「ありがとうチノちゃん。でも大丈夫だよ、ココアも冒険するのが好きだからな。この町はココアの好きそうな所が多いからなここまで来るのを楽しんで貰いたいんだ」
「そうですか」
「だから、休まなくても大丈夫だよ。それに母さんがちゃんとココアに地図を渡してると思うから」
そう言って俺はパンを食べた。
まぁ、ココアは方向音痴だから迷ってしまう可能性はあると思って母さんに地図を渡して貰うようにお願いしてある。それに携帯を持っているから迷ったり困ったりしたら電話をかけてくるだろ。
**********
ご飯を食べ終えて片付けをしてから俺はバーテン服に着替えた。俺のラビットハウスでの制服はバーテン服になっている。ラビットハウスには制服はあるが、全て女性用だから男の俺は着れない。チノちゃんとリゼはちゃんと制服を着ているけど。
「よーし、そろそろお店を開けようか」
「はい」
チノちゃんはそう言って店を出て看板をCloseからOpenに変えに行った。
リゼもそろそろ来るだろう。そう言えばまだリゼに妹が今日来るってことを言ってなかったな。ちゃんと話しておかないとココアがリゼに銃を突きつけられる事になるだろうな。そう言えば、去年にチノ
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