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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第64話:解き放たれる姿
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でもねぇ!」
6人は一斉に行動を開始し、襲い来るノイズの群れに飛び込んだ。
〈コネクト、プリーズ〉
「今ならこれできるんじゃね?」
〈キャモナ・シューティング・シェイクハンズ! コピー、プリーズ〉
颯人は今までやりたくても出来なかった、ウィザーソードガンのハンドオーサーでコピーを行うと言う行動に出た。以前のフレイムスタイルでは魔力量の関係で出来なかった武器のコピー、しかしフレイムドラゴンになったからか、ウィザーソードガンを余裕でコピーし両手にガンモードのウィザーソードガンを持つと言う二丁拳銃スタイルでノイズを次々と撃ち抜いた。
不規則な軌道を描く弾丸に次々と撃ち抜かれるノイズ。その銃弾の軌跡の間を新たな鎧を纏った透が駆け抜けた。
彼が剣を振るう度に剣圧が衝撃波となり、複数のノイズを同時に切り裂いていく。その間隙を縫って、透に攻撃を仕掛けるノイズが数体居た。
以前であれば避けるか防御しなければ怯まされるそれに、しかし今の彼は全く歩みを止めない。まるで重機関車の様にノイズの攻撃を物ともせず突き進み、周りにいるノイズを次々と切り伏せていった。
一方空中では奏達が一騎当千の動きをしていた。
全員が純白を基調としたシンフォギアを身に纏い、武器も大きく変化した。奏など、アームドギアが槍と言うより大剣や大鉾と言っても差し支えないものに変化している。
『颯人達に負けてられるか! アタシ達も行くぞ! 翼!』
『あぁ! 初手から全力だ!』
ツヴァイウィングの2人は一気に上空に舞い上がると、それぞれ別方向のノイズに向け攻撃を開始した。
『喰らえ!!』
[LAST∞METEOR]
『ハァッ!!』
[蒼ノ一閃]
2人が使ったのは何時もの、お馴染みの技。しかし新たな力、エクスドライブモードが解放された事によりその威力は普段の比ではなくなっていた。消し飛ばすと言っても過言ではない威力の技がノイズ達に襲い掛かり、砂の城を崩すかのようにノイズの群れを屠っていく。
ド派手にノイズを倒す奏達に対し、クリスは空中を飛び回りながらミサイルからホーミングレーザーとなったそれを放ち、地上でノイズ相手に立ち回る透に近付こうとするノイズを大小問わず一掃していく。
『やっさいもっさい!!』
[MEGA DETH PARTY]
レーザーは狙い違わず透に近付こうとするノイズを撃ち抜き消滅させる。中には透の背後に居たノイズを撃ち抜いたのもあったが、透本人には一発も掠りもしていない。
その光景に響が歓声を上げる。
『凄い! 乱れ撃ち!』
『ぜ、全部狙い撃ってんだ! でなきゃ透に当たっちまうだろ!』
心外だとでも言いたげに抗議するクリスに、響は笑みを返した。
『だったら私が
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