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歪んだ世界の中で
第四話 努力をしていきその十
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だった。
 家にあった紅茶のティーパックを使いだ。それでだ。
 紅茶を淹れてだ。その紅茶を飲む。その彼を見てだ。
 父がだ。眉を顰めさせて彼にこう言ってきた。
「何だ、それは」
「紅茶だけれど?」
「御前が淹れたのか?」
「うん、そうだよ」
 今まさにそうしているとだ。答える希望だった。
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