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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
バルカン討伐 前編
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。」

 

 

「しかもドラゴン」

 

 

ガタン!!

 

ルーシィが驚いた拍子に椅子から落ちた。

 

「ドラゴン!?あの二人ってドラゴンに育てられたの!?」

 

「そんなの信じられるわけ!」

 

「ね」

 

「小さい時二人は同じ場所で2頭のドラゴンに拾われて、言葉や文化、魔法を教えてもらったんだって」

 

「でもある日2人の前からドラゴンはいなくなったのマフラーとコートを残して」

 

「そっか、それがイグニール達、でもナツの親はイグニールって名前は聞いたけどリートの親もドラゴンだったんだ...」

 

「ええ、フランドーラって名前なんですって素敵な名前よね」

 

「じゃあ二人は兄弟ってこと?」

 

「いいえ、でも兄弟のように仲はいいわよ。ナツもリートもいつかイグニールとフランドーラに会えるのを楽しみにしてるの、そーゆーところが可愛いのよね」

 

ミラが嬉しそうに話す。

 

「なんか、リートがお兄さんで、ナツが弟みたいですね」

 

「あっそれは私も思ったわ」

 

微笑ましそうに、二人は会話をしていた。

 

「私たちはフェアリーテイルの魔導士たちはみんな何かを抱えてる、傷や 痛みや 苦しみを...私も...」

 

「えっ?」

 

「ううん、なんでもない」

ミラがにっこりと笑って返した。

 

・・・

 

そして現在、馬車の中…

 

「でね!!あたし今度ミラさんの家に遊びに行くことになったの〜♪」

 

「下着とか盗んじゃ駄目だよ」

 

「盗むかー!!」

 

「「「ってかなんでルーシィがいるんだ?」」」

 

ナツとリートは乗り物酔いになりながら、ハッピーは座り込んで聞いた。

 

「何よ、何か文句あるの?」

 

「あい、それはもう色々と」

 

「せっかくだからフェアリーテイルの役立つ仕事をしたいなぁ〜なんて」

 

(株をあげたいんだ絶対そうだ)

 

(ツッコむ気力すらねぇ)

 

「それにしても二人ともホントに乗り物ダメなのね、なんか色々かわいそう」

 

「マカオさん探すの終わったら住む家見つけないとなぁ」

 

「オイラとナツん家住んでいいよ」

 

「本気で言ってたらヒゲ抜くわよネコちゃん」

 

ガタン

 

いきなり馬車が止まると、ナツとリートは勢いよく立ち上がる。

 

「止まった!!!」「着いたか!!!」

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