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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
バルカン討伐 前編
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されるのじゃ。それは精神力と集中力を使う。いや、己が魂すべてを注ぎ込む事が魔法なのじゃ。上から覗いている目ン玉気にしてたら魔導は進めん。評議院のバカ共を怖れるな」
「自分の信じた道を進めェい!!!! それが妖精の尻尾の魔導士じゃ!!!!!!」
マカロフが発した言葉にギルドの全員が雄叫びを上げる
ルーシィはその光景に感動した。
「ここでいいのね?」
「はい!お願いします!」
ルーシィは右手の甲を差し出し、ミラにギルドの紋章を入れてもらい、嬉しそうにナツとリートに話しかける。
「ナツー、リートー、見てー!フェアリーテイルのマーク入れてもらっちゃったー」
「おー、似合ってるぞ!」
「よかったな、ルイージ」
「ルーシィよ!!」
「?ナツどこ行くんだ?」
「仕事、金ねぇしな」
「あっ、じゃあ俺も何か探そう」
ナツとリートが掲示板の前に立つと、一人の少年の声が聞こえてくる。
「父ちゃんまだ帰ってこないの?」
「くどいぞロメオ、貴様も魔導士の息子なら親父を信じて大人しく家で待っておれ」
「だって、3日で戻るって言ったのに、もう一週間も帰って来ないんだよ...探しに行ってくれよ!!心配なんだ!!」
「冗談じゃない!!貴様の親父は魔導士じゃろ!!自分のケツもふけねェ魔導士なんぞこのギルドにはおらんのじゃあ!!帰ってミルクでも飲んでおれい!!」
「バカーーー!!!」
「おふっ!」
ロメオが、マカロフの顔を殴り駆け出して出ていったところを、ナツとリートはじっと見つめ、ルーシィはミラに厳しいのねと呟いていた。
「マスターも本当は心配してるのよ」
ミラがそう言って食器を片付けていると
ズガン!!
掲示板を壊したナツが、ギルドから出ていった。
「あーあー、ナツのやつ...こりゃあちょっとやべぇな」
リートが掲示板から離れる
「ミラ、悪いけど俺もナツと行ってくるわ」
そう言って小走りで、ナツとハッピーを追いかけていった。
「どうしちゃったの?ナツ?急に...リートも追っかけて行っちゃうし...」
「二人とも、マカオを助ける気なんでしょうね。ナツもリートもロメオ君と同じだから」
「二人のお父さんも出ていったきり帰ってこないのよ。お父さんって言っても育ての親なんだけどね
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