最終章:無限の可能性
第271話「帰る場所を守るため」
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
どう見てもリンチそのものだ。
“意志”で威力を底上げしているとはいえ、見た目は酷いものになるだろう。
「………」
「まぁ、てめぇが魔力を封じているんだから、しょうがねぇよなぁ?」
「こちらとて、出し惜しみは出来んのでな。容赦なくいかせてもらうぞ」
冷や汗を流す神。
それは、相手の強さに苦戦するがための類ではなく、恐怖から来るものであった。
「はぁっ!!」
トドメとなるシグナムの一太刀が決まり、“魔力の性質”の神は倒れた。
あれから、“天使”による妨害はあったものの、それまでの神を相手にしたのと同じように、“意志”で“領域”を砕いて倒し切る事が出来た。
「……相性が悪くても、“意志”次第で乗り越えられる……か」
「確かに、その通りだったね……」
クロノ達も満身創痍だ。
だが、最悪な相性を相手にした割には破格の結果と言えるだろう。
「魔法も再び使えるようになった。これで回復も比較的容易になっただろう」
瞬く間に物理的なダメージは消えていく。
疲労の類も、深呼吸して息を整えればたちまち消えていった。
「……さぁ、まだ敵はやってくる。出来るだけ早く態勢を立て直そう」
クロノの言葉に、全員若干うんざりしながらも次の戦いのために“意志”を備えた。
優輝達の決着がつくまで、彼らの戦いは続く。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ