第一章
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ていうんですか」
「お金ない人はいらないんだよ」
払えても余分にというのだ。
「汚い猫だしね、帰った帰った」
「くっ・・・・・・」
しっしっ、という手を見てだった。由美も。
怒って帰った、だがそれでも猫は弱りきっているので。
その車で二十分の動物病院に自転車を必死に駆って向かった、そしてすぐに猫を獣医に向けるとこう言われた。
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