110 さらなる激動へ
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の者が役に立つのですか?抵抗などは?」
「ああ、何もなかった」
「これはいいかもしれませんね」
「例えばどんな事か?取引の道具などに使用するのか?」
「ええ」
「貴様らの好きにするが良い。ただ、杖も、護符も、杯も、何れも奪い損ねおって。いい加減しくじりなしで取る事ができんのか?」
「申し訳ございません。練り直します」
「全く・・・」
レーニンは消えた。丸岡は聞く。
「総長、異世界の人間が一人の少年を連れて来たのですか?それも向こうの世界に預けてあると?」
「そうよ」
「その者に何か能力は?」
「特になかったみたいね。向こうの世界でも戦いが激しくなっているのだからスパイにも使えるわ」
房子は勝利の可能性がこちら側に傾いたかのような確信を得た。
(さて、日本政府・・・。年賀状を送りつけるわよ・・・)
かよ子はクリスマスプレゼントに父親から動く子猫のロボットを貰った。本物のペットを飼った気分で楽しんだが・・・。
(こんなふうに元の日常がこう続けばいいのに・・・。絶対に杖は渡さない。そして負けない・・・)
新たな、かつ、激しく、そして、生死を争う戦いに巻き込まれると予測するかよ子は絶対に元の日常を取り戻す事を渇望し続ける。
そして、激動の時へと進んでいく。
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