暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga20-B夢の終わり〜Worst ending〜
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ていう願いと後悔があった。まさか知らず知らずのうちに果たされていたなんてね・・・。
「あ、シャルちゃんからだ」
『なのは! ルシルは!? ていうか、今どこ!?』
「今は監視室にカメラに映ったルシル君とアイリを探してもらってる。あと、本部ビルの外周公園で待っているところ」
『なるほど、やみくもに探さない作戦ね。私もこれから捜索に参加するから、もうちょっと待ってて』
「うん、待ってる」
シャルちゃんとの通信が切れて、監視室からの連絡を待った。その間にシャルちゃんとも合流して、泣きそうになっているはやてちゃんの元へ。
「はやて」
「シャルちゃん。私・・・私が、ルシル君を追い詰めた所為で・・・」
「違う、そうじゃないよ、はやて。はやての所為じゃない。ルシルが悪い、完っっ全に悪い。だから自分を責めちゃダメ。捜し出した後は罵倒なりキツイの1発なりお見舞いしてあげよう。それくらい許されるでしょ?」
「・・・うん」
ハグし合うシャルちゃんとはやてちゃんを見て、絶対にルシル君たちを見つけ出さないとって決意。そんな時に、「監視室から連絡が入りました!」ってアインスさんがはやてちゃんに知らせた。話していたみんなが一斉に口を閉じて、監視室からの報告に耳を傾けた。
†††Sideなのは⇒フェイト†††
プレシア母さんに頼まれて探していた“ジュエルシード”。ステアは、私とアルフが初めて遭遇した、“ジュエルシード”をめぐって敵対、交戦した魔導師だった。何度も衝突していたけどなんだかんだあって協力して、なのは達と衝突を繰り返した。そして、プレシア母さんが亡くなり、プレシアが蘇ったあの日、ステアは死んだ・・・はずだった。
(その正体がルシルだった・・・!)
素性を隠すためにステアという存在しない女の子に変身していたって告白したルシル。ずっと死んだと思っていたから苦しかった。でもルシルとして生きていたことを今知って、嬉しいと思う反面悲しかった。ルシルは、ステアの死で悲しんでいた私たちをずっと嘘を吐きながら見ていたことになるんだし。でも嬉しさの方が上だったりする。そして今こそ伝えたいんだ、あの時の感謝を。
『セインテスト一尉、アイリ二尉の足取りを確認できました。第2次元港・第8ターミナルにて、民間船に搭乗している姿が確認されています』
この情報を聞いたと同時に私たちはバス停へと駆け出した。本部ビルの側には10分に一便が到着する高速バス乗り場がある。ルシル達が居る第2次元港にももちろん到着するから、多分2人も乗っていったんだと思う。
「船の行き先はいずこか?」
『第12管理世界フェティギアは中央次元港です』
「出発時刻は?」
『8分後に出発します』
アリサが「8分後!
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