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夢幻水滸伝
第百八十二話 枢軸の神具その十一
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腹を切るのは最後の最後だ」 
 冗談を言うマリーナに生真面目な日毬は真剣に返した。
「だからそれはしない」
「冗談やで」
「冗談とすれば下手だな」
「吉本よりもかいな」
「私は関西のお笑いは知らない」
 日毬は毅然とした口調で返した。
「だからだ」
「冗談もかいな」
「今のものは笑えなかった」
「漫才も落語もかいな」
「コントもな」
「日毬っち代々東京やったしな」
「江戸時代からな」 
 それも江戸幕府が開かれた頃からだ、幕府の武道指南役の旗本の家としてずっとその街にいるのである。
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