第四百四十七話 妖怪の森からその九
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「やっぱりね」
「敵は何処で出て来るからわからないので」
「そうしていこう」
「それでは」
「ファイルは読み続けて」
そしてというのだ。
「そのうえでね」
「訓練もですね」
「これからしていこう」
「訓練は本気でやらせてもらう」
深海はこう言った。
「実戦さながらのだ」
「そうした訓練をしていきますか」
「そうだ、一切手加減は無用でだ」
「ライダーの皆さんもですね」
「手加減はしない」
一切というのだ。
「だからあんた達もだ」
「手加減はですね」
「無用でだ」
「わかりました、それでは」
鬼太郎は深海の言葉に頷いた、戦士達は早速訓練に入った。最初は山の中で行ったがその訓練はというと。
深海が言った通りに一切容赦がなかった、ねずみ男はゴーストと鬼太郎の訓練を見て驚愕した顔で言った。
「鬼太郎を圧倒してるぜ」
「天空寺さん本当に強いわ」
まなもゴーストの訓練を見て驚いている。
「あんなに強いなんて」
「あれはな」
ねずみ男は真剣に考える顔で言った。
「もうな」
「それこそよね」
「バックベアードとか九尾の狐かな」
「それ以上?」
「それ位だろ」
こうまなに話した。
「もうな」
「そうね、あそこまでいくと」
アニエスも言う。
「それ位ね」
「そうだよな」
「人間なのにね」
それでもというのだ。
「あんなに強いのね」
「人間は無限に成長出来る」
ここで仙人が言った。
「だからだ」
「天空寺さんもなの」
「そうだ、タケルも最初はあそこまででなかった」
鬼太郎を圧倒するまでではなかったというのだ。
「それが多くの戦いと訓練を経てだ」
「強くなったのね」
「うむ」
仙人は強い声で答えた。
「そうなのだ」
「人間は無限に成長出来る」
「そしてそれは妖怪もだ」
「私達にしても」
「同じだ。戦いと訓練を経れば」
それでといのだ。
「無限にだ」
「強くなれるのね」
「そうだ、だから強くなることだ」
「そうなんだな、しかしおっさん」
ねずみ男は語る仙人をどうかという目で見て彼に言った。
「あんた今酒飲んでるだろ」
「それがどうした」
「真昼間から飲むのは駄目だろ」
「退屈でな」
笑ってだ、仙人はねずみ男に答えた。
「ついついな」
「俺も飲んでねえぞ」
ねずみ男は自分のことから話した。
「流石に昼からはな」
「飲んで悪いのか」
「タケルの兄ちゃんや鬼太郎達が訓練してるってのにな」
そのどうかという目で言った。
「飲んだら駄目だろ」
「そうなのか」
「ったく、このおっさんが一番どうしようもねえな」
「この人は絶対に成長しねえな」
すねこすりも言った。
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