暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
約束と町興しと大事なランタン
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があれば…!
「こいつはすげーよ。もしかしたらお前のおかげで財団ぶっ潰せるかもしれねーんだからよ!」
「え、そんなに?さすがにそれは大袈裟じゃ…。」
ともかくだ。
これを横須賀にいる子安さんに見てもらわないといけない。
そしてその前に
「結婚式だ…!!」
この街の住人なら強制参加。
なんならそこに居合わせた人も問答無用で強制参加の結婚式に行かなければならない。
?
次の日。
街は相変わらず騒がしい。
まるで祭りかなんかやるみたいな雰囲気だ。
「賑やかだねー。」
「な。」
そんな喧騒をホテルの最上階から見下ろしながら優雅に朝食を頂く俺達。
そんな今日のモーニングはパンケーキです。
いや、カマホモ野郎が朝早く押しかけて来やがってアビーの為に作って欲しいだなんだと喚くもんだからな。
仕方なく作ってやったよ。
「何がパンケーキ食べたいだよ…いい迷惑だよマジで。」
「でも断らなかったね。」
「後で文句言われてもやだからな。」
と、グレービーソースをたっぷりかけたパンケーキを一口大に切り、おっきーは口の中に放り込む。
「んー、おいひぃ…?」
「何食っても美味しいって言うなお前…。」
「うん。でもね、別に何でもかんでもおいしいって言うわけじゃないよ?こー見えて姫、グルメだからね!」
そんな設定初めて知ったわ。
「何でも美味しいんじゃなくて、まーちゃんが作ったものだから美味しいんだよ。」
「…。」
「あ、照れてる?」
「照れてねーよボケ。さっさと食え。」
まぁおいしいって言われてまた作りたくなるなって思うのは事実だ。
あんないい顔して美味しい美味しい言ってくれんだぞ?嬉しくて仕方なくなっちゃうだろ!
本人には絶対言わないけど。
「あれ?まーちゃんそれなに?」
「あ?」
パンケーキを食べていたおっきーがあるものに気付く。
棚に置かれているフィギュアやら帽子やらタイプライターと一緒にそこにあるもの、
それは
「ランタン。」
「ランタン?」
「お土産として陸がくれた。どっかの誰かさんがロクに種火とれねーからな。」
「ど、銅くらいはとってきたもん!!」
「しかも一個じゃねーか!!それをロクにとれねーって言うんだよ!!」
さっさと食べ終え、逃げるようにしてその場を去る。
「いいよ!次は巴ちゃんみたいに金のやつ抱えきれないくらい取ってくるもんね!!」
「あーはいはい。」
ちなみにだが、このランタンがおっきーがとってきた種火で出来てるということは一切言ってない。
だって恥ずかしいじゃん。
お前がとってきたやつだから、大切に飾ってあるって言えるわけねーじゃん。
?
それから
「町興し?」
「そ。
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