第114話
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れトワ達に攻撃を仕掛けようとしたがアリサ達はそれぞれに牽制攻撃を行ってトワ達への攻撃を中断させ、トワ達はアリサ達が牽制攻撃を行っている間にその場から走り去った。
「あーあ、あっさりと抜かれるなんて、あたしもまだまだだな〜。」
「そう言っている割には悔しがっているようには全然見えないんですけど……」
「むしろ今から僕達の相手をするのが楽しみみたいな表情をしていますよね……?」
遠くなっていくトワ達の姿に視線を向けた後視線をアリサ達に戻したパティルナは不敵な笑みを浮かべ、パティルナの表情を見たアリサはジト目で、エリオットは表情を引き攣らせながら指摘した。
「まあね〜。今回の”戦場”でのあたしの昂っていた戦意はあんた達のせいで台無しになったんだから、せめてその分を補えるくらいは楽しませなよ!」
「フフ……将軍閣下を満足させることができるかどうかはわかりませんが、お嬢様達の信頼を裏切り、刃を向けていたこんなわたくしに今もなお”愛”を与えてくれるわたくしの大切な方々を傷つけるつもりならば―――」
二人の言葉に対して答えたパティルナの答えに苦笑したシャロンは静かな表情で呟いた後全身に膨大な殺気を纏い
「”容赦なく、一片の慈悲もなく”断ち切らせていただきましょう。」
自身の得物をパティルナに向けて宣言した。
「シャロン……」
「いいね、いいねぇ!黒の工房でやりあった時とは比べ物にならないくらいやる気に溢れているじゃないか!ガイウスも遠慮なくあたしにあんたの”全て”をぶつけなよ!」
「ああ……!オレの全身全霊をもって貴女に挑ませてもらう、パティルナさん……!」
シャロンの宣言にアリサが嬉しそうな表情を浮かべている中パティルナは不敵な笑みを浮かべて全身に闘気を纏い、ガイウスはパティルナの言葉に頷いた後アリサ達と共にパティルナとの戦闘を開始した。
「人間がたった二人で”飛天魔”であるこの私を抑えられると判断するとは呆れるほどの命知らずな者達だ。」
「……確かに貴女の言う通り、人間が持つ力は弱いものです。――――――ですが、今までの話の流れからすると貴女はその”人間”であるリィン君に屈したのですから、人間は時には信じられない力を発揮することも理解しているはずです。」
一方トマスは呆れた表情で自分達を見下ろすベアトリースの宣言に対して静かな表情で答えた後真剣な表情を浮かべて指摘し
「貴様如きがリィン様を語るな!”飛天魔”であるこの私に認めさせるほどの”力”を示したリィン様を有象無象の人間達と一緒にするとは不愉快だ。私を不愉快にさせた上我が主たるリィン様を愚弄したその罪……その身をもって思い知らせてやろう……!」
「やれやれ……怒らせてしまいましたか。戦闘能
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