第二話 二人のはじまりその二
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ころよく知ってるんだ」
「そうなの。だから町の商店街に行こう」
二人が今いるだ。町の外れからだというのだ。
「それでそこでね」
「遊ぶんだね」
「それでどう?」
ここまで話してだ。あらためてだった。希望に尋ねてきたのだった。
「二人でね」
「それじゃあそこに。けれど」
「けれど?」
「僕、お金ないから」
こう言うのだった。肝心のそれがないというのだ。
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