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Fate/imMoral foreignerS
始まりから夏休みまで
サーヴァントと新たな影の話
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す。

「いずれこの街は狂気に呑まれる。それに対抗するため…私達サーヴァントは召喚されたのですから。」

そう呟くセイバー。
だがこの街には既に…混沌は這い寄っているのは誰も気付かないのであった。


?

「あーあ。捕まっちゃったか…。」

どこかの寂れた教会。

そこであの男…桐生に力を授けた謎の神父は椅子に座り、穴の空いた天井から見える星空を眺めながら呟いた。

「もうちょっとうまくやると思ったんだけど…案外早かったな…まぁ小物は所詮小物か…。」

何か面白いものはないかなぁと神父はどこか遠くを見つめる。
その時だ。

「おや?これはこれは…?」

何かを、観測()た。

「へぇ…そう…彼のお兄さんか…面白いなぁ…ここはわたしがさらに手を加えれば…もっと面白くなるなぁ!!」

どこか分からない場所を見て嬉しそうに何かを言ったかと思えば、次には手を叩いて大笑いし始める。

「そうかそうか!いいねいいねぇ!それでこそ人間だ!私はそう言う醜い部分が大好きなんだ!」

笑い転げ、椅子から落ち、頭を抱えて笑う。

「ふははははは!無駄だよアビゲイル・ウィリアムズ!夢の世界から介入して阻止しようとしているが無駄なんだよ!」

これからやってくる未来に歓喜し、神父は楽しみで仕方が無くなる。

「だって"大いなる運命"の中心にいるのが…まさに『葛城 舞』なのだから!!」

町はずれにある寂れた教会。
そこでは一人の神父の高らかな笑い声が木霊していた。



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