暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/imMoral foreignerS
始まりから夏休みまで
サーヴァントと新たな影の話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
な人にそう呼ばせているのか…お父さんちょっと憧れ…げふんげふん、ちょっとお前の将来が心配だぞ。」
「…。」

まずい…まずすぎる。
どんどん追い込まれていく。
後ろでは失態を侵してしまったとあわあわする巴御前。
ここは正直に話すか?いや…。
最初に思いついた"アレ"を試すか…?
いやいや、あれはいくら何でも現実離れし過ぎてるし都合が良すぎるからやめたやつだ…。
でも…ええいダメ元だ!

「じ、実はさ!」


?

「へーそうだったのね。こんな息子だけどこれからよろしくね、巴ちゃん。」
「お前も男らしいところあるんだな。お父さん安心しちゃったぞ。」

さて、家族みんなが納得してるが俺が話したウソの言い訳とは

「巴さん、お嬢様だったんだね。漫画みたいじゃん。」

巴御前は遠くの人里離れた場所に屋敷をかまえた超えらい主人のお嬢様と言うこと。
しかし巴御前は閉塞的な生活に嫌気がさし、両親の反対を押し切り東京へやってきた。
右も左も分からず、ここまで来るのにも電車の乗り方が分からなくて四苦八苦しながらなんとか東京にやってきた。
しかし、問題はここからだった。
都会の厳しさを知らぬ彼女は荒波にもまれ、お金は騙し取られ、悪い人達にナンパされ、明日をも知れぬ身となり路頭に迷っていた。
お腹を空かせてとぼとぼと歩いていたところ、こうして偶然出会ったのが

「俺ってワケ。」
「その…マスター」
「今その呼び方はやめて…!俺の名前は暮馬。暮馬って呼んで」(小声)
「く…暮馬…さん。」

あ…好きなサーヴァントに名前呼んでもらうって耳が幸福…。
じゃねぇ!

「と…ともかく!巴さんは見捨てられないからせめて俺の家に置いてやれないかなって!」
「…。」

俺の頼みに対して家族は

「いいわよそのくらい。家族が増えたみたいで嬉しいわよ。」
「お父さんも嬉しいぞ。」

うまく…いった?

「にしても暮馬がねぇ…こんな頼りない息子だけど、よろしくね巴ちゃん。」
「ああ、すごい美人さんじゃないか。」
「私お兄なんて一生彼女できないだろうなぁって思ってた。」

え、待って。なんか変な方向進んでない?

「私巴さんの事なんて呼んだらいい?義姉さん?」
「おいちょっと待てよ!巴さんはただ…!」
「ねぇ巴さん。お兄のどんなところがいいの?」
「聞けよ!!」

なんか話が逸れてしまったがとりあえず両親や妹には納得してもらい、家族の一員として過ごすことになった。
まるで…なんかの漫画みたいだな。


?


それから場面は変わり、
事件解決から2週間がたとうとしていた頃

「縁は…切らなかったのね。」

気がつけば僕はまた夢の中にいた。
そして目の前にいるのは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ