第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
第二章後書き
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『MOONDREAMER』第二章をお読み頂き、ありがとうございました。これを書き切るのにかなり労力を費やした事もあり、思い入れが生まれたので後書きなるものを書かせて頂きます。
この小説を立ち上げるに至った経緯は、まず依姫のユーザーからの扱われ方があまり芳しくなかったからというのがありますね。
彼女の評価が諸事情により辛い事により二次創作で取り扱われる事が少なく、運良く扱われていても高い確率で嫌な奴に描かれているケースが多くて私の依姫に求めているものが中々手に入りませんでした。
それならば……、自分の抱く依姫のイメージを自ら立ち上げるしかないと思い、この小説を執筆するに至りました。
それと同時に、私は遊戯王5D'sの主要人物である龍亞が一番のお気に入りでした。しかし、彼の劇中での活躍は芳しくなく、挙げ句の果てにはある人から酷い仕打ちを受けるシーンさえありました(それによりスカッとした人も多かったようですが)。
そのシーンが5D'sのストーリー上で無くてもよいような内容だった事が私に拍車をかけましたね。『龍亞は依姫のような人に遭わせなければならない』と。
5D'sの多くの登場人物は善性や信念は既存の他の作品のそれと比べてもかなり高いです。しかし、あの人の悪性はそれを更に凌駕するレベルだった訳ですね。つまり、5D's内の人物では龍亞に必要なものが賄い切れないと私は考えるようになった経緯です。
そこで、一度は龍亞と依姫を組ませた作品にしようかと思った事もあります。しかし、それだと東方と5D's双方の世界観を確立しないといけなくなり、下手にやれば中途半端なクロスオーバーになると思い至りました。
それならばと思い立った手段が、龍亞をモデルにしたオリジナル主人公を出すという案でした。
故に、最初は黒銀勇という男性主人公にしようかとも思っていました。
しかし、どうせなら『東方キャラ』としての意味合いに重点を置き、既存の人物に負けない濃いキャラを作ろうと思い、それに伴い東方らしく少女にするに至ったという訳ですぬ。
それから、依姫の優しさと厳しさを兼ねた人物像の描写をしていった上で、意外に『厳しさ』をうまく描くのが難しいと感じましたね。
それは儚月抄本編では敵だったのが、MOONDREAMERでは味方、身内になった事により難しくなったのだと思います。『ケロロ軍曹』の日向秋も描く上でそのような苦悩があったのではないでしょうか。
(『ガン×ソード』のウェンディはヒロイン兼準主人公でありながら良くやれていたと思いますね)
そして、最後に。
この第二章は元々これで完結か、おまけ程度で少し続編を書くか程度の予定でした(故に長い話です)。
しかし、その構想の最中に打ち出されたのが、奇しく
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