第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
エピローグ その後の彼女達
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私と通じる所があるからかな。
でも、より親睦を深めようと彼女の事を『まーちゃん』って呼ぼうとしたら露骨に嫌そうな顔をされたっけ。うん、何事も程々が一番だって事だね。
後、やっぱり彼女は本を一生借りるという名の窃盗は止めていないよ。これ、外の世界でやったら確実におまわりさんのお世話になるね。
でも、心なしかその頻度は減ったように思えるね。
鈴仙さん。彼女は永遠亭に帰る場所を選んだ者同士として、一番関係を大切にしていかないとね。彼女から色々教えられる事があるし、光栄な事に鈴仙さんも私から教えられる事があるみたい。
つまり、持ちつ持たれつって訳ね。私もこの関係は長く続けていかなくてはと思う。
妖夢さんは相変わらず幽々子さんに振り回されて大変そう。そして、彼女の為にも私は依姫さんから学んだ事を活かしていかなくてはと思う。
何せ、妖夢さんは大切な師に当たる人が途中で自分の元からいなくなってしまったのだから。だから、私は師に恵まれた者としてより励まなければならないのよね。
早苗さん……。うう、この人の事は余り話題にしたくない。つまり、相変わらず私に迫る態度は琴線の切れたトチ狂ったものって事。全く、私はペットじゃないっての。
でも、互いに外界出身って事で彼女とは貴重な間柄ね。どちらにとってもなくてはならない存在と言えるんじゃないかな。ペットになるのは勘弁だけど。
天子さん。彼女とは天界に住む天人、それも領主の娘という立場である事もあって中々遭う機会が無いのは残念ね。
でも、彼女との関係は絶対に無くしたくはない。何故なら同じ『持たざる者』同士なのだから。
でも、やっぱり衣玖さんの方が憧れる人ってのは秘密ね。
跳流さん。この子と出会えて私は本当に良かったと思う。彼女のお陰で純粋な悔しさと立ち上がる心を知る事が出来たのだから。
だから彼女とは今でも互いに競い合っている仲なの。やっぱりこの子のような良きライバルって成長に必要だと思う。
あの後跳流さん自身は人里の農家のお手伝いをするようになったよ。前に自分の姿を制御出来なくて畑を食い荒らしたお詫びと、食べてばかりの側じゃなくて作る側の気持ちを良く学びたいからだって。その健気さは私も見習わないとね。
紫さん。この人には本当に感謝しないといけない。この人のお陰で私は幻想郷を知る事が出来、そして住む事が出来るようになったのだから。
この人の為に私が出来る事を可能な限りしていかないといけないと思うけど、遭う機会が少ないのが残念。何でも日単位で眠るのが習慣になっているそうだから。いくら妖怪でも、その生活習慣はいけないと思う。こればっかりは見習いたくはないね。
最後に……、依姫さん。この人が私の一番大切な存在。私の人生を変える切っ掛けを作ってく
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