第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
第84話 明日への挑戦4/4
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と謙遜していた腰引け気味の彼女は存在していなかったのだった。
そして、後は皆で二言三言言い合うと、豊姫の能力で綿月姉妹の二人は一瞬の内に月へと帰っていったのだった。そこには初めから何も存在していないかのように思ってしまう程である。
「行っちゃった……」
そう哀愁を漂わせる勇美の背後から彼女を呼ぶ声が聞こえた。
見れば輝夜、永琳、鈴仙、てゐ、そして数多の兎達といったよく見知った永遠亭の皆が勇美を迎えに来ていたようだ。
そうなのだ。依姫や豊姫とはまた会える。それにこのように自分を受け入れてくれる沢山の家族が今の自分には存在するのだ。
こんな嬉しい事はないだろう。そう勇美は胸に満たされる温かいものを携えながら永遠亭へと戻っていったのだった。
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