暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第17話『例え朽ちて消えても』
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
。
「どう?母さんも、バルディッシュも、アルフも、なのは達も!全部私のための、私のものなの!出来損ないの失敗作のものじゃない!」
ドッペルゲンガーはバルディッシュを振るうが、雅はそれを間一髪で回避する。
「あなただって、チームディロードだって、本来なら私の居場所のはずだった!」
ドッペルゲンガーはバルディッシュで雅を攻撃しようとするが、雅はバルディッシュの柄を掴んで攻撃を防ぐ。
「さっきから聞いていれば!お前はそもそもアリシアですらない!」
「そんなこと言っても、あなたじゃ私には勝てないよ。だから、このまま諦めて私と一緒に暮らそ?」
ドッペルゲンガーは和やかに言う。
「勝てないかどうかは、まだ決まっていない!」
雅はディロードに変身し、晴人から渡されたアイテム、ディロードドラゴタイマーを起動させる。
“ディロードドラゴタイマー!セットアップ!スタート!”
ディロードドラゴタイマーは一分のカウントを確認する。
“ファイナルタイム…”
「これにドラゴタイマーと同じ機能が備わっているなら、きっと!」
ディロードはディロードドラゴタイマーをディロードライバーに翳す。すると、ディロードは黒い光に包まれる。
『相も変わらずだな、偽りのディロードよ。』
「ディロードドラゴン…」
光の中、雅の精神世界の中で雅はディロードドラゴンと向き合っていた。
『お前は我に何を求める?』
「ディロードドラゴン、お前の力を、僕のディロードとして使わせてほしい。」
『冗談はほどほどにしておけ。ただの小僧が調和を司る我を力として使いたいだと?』
「同じ調和でも、僕とお前では本質が違う。お前は破壊された状態の調和を、僕は創造の調和を、それぞれ担っている。」
『ならなおさらやめておけ。有と無の融合の果てにあるものは混沌。それは我自身も望まぬ。』
「だとしても、今僕達のいる世界は既に混沌となっている。それを打開するには、どうしても必要なんだ。」
『偽りのディロードよ、本当に使うのか?我を使おうものなら、お前は確実に命を落とす。』
「それでも、向こうの戦力の増強を、何より大切な人を失うことは防げる。この身が例え朽ちて消えても、僕は成し遂げてみせる。」
雅はディロードドラゴンの目を見て言う。
『…そこまで言うのなら止めはしない。せいぜい我に飲み込まれて滅びよ!』
ディロードドラゴンは雅と一体化する。そして、黒い光は晴れる。
“ドラゴフュージョン!プリーズ!”
そこには、ディロードドラゴンの手足、ディメンションウィング、ディメンションテールを生やしたディロードがいた。
「仮面ライダーディロード ドラゴフュージョンスタイル…この力で、フェイトを救う!」
ディロードは飛翔し両手の爪、ディメンションクローで虚像の魔女を引き裂き、撃破すると
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ