第百八十二話 枢軸の神具その六
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「それでな」
「そのうえでやな」
「官僚機構整えてるから」
「やっていってるんやな」
「枢軸はな」
「我々も官僚機構を整備します」
太宰が言ってきた。
「さもないとです」
「的確な政は出来んな」
「私達だけではです」
太宰は中里に話した。
「限界があります」
「九十五億の民にな」
「広大な領地を治めようと思えば」
そう考えるならというのだ。
「やはりです」
「官僚機構、統治システムをやな」
「整えなければです」
そうしなければというのだ。
「到底です」
「統治出来んな」
「左様です」
こう中里に話した。
「どうしても」
「そやな、そやったらな」
「はい、あちらの世界ではです」
「早速やな」
「統治システムを整え」
そしてというのだ。
「的確な政を行い」
「国を発展させてくな」
「そうしていきます」
「そうやな」
「そのシステムはもう考えてありますので」
「これからはやな」
「すぐにそれを導入し」
統治システムをというのだ。
「そしてです」
「国を治めて豊かになって」
「統一です」
「そうなるな」
「国力で優勢ならば」
「その国力をさらにやな」
「成長させ」
そしてというのだ。
「そのうえで、です」
「さらに強くやってやな」
「他の勢力を圧倒してです」
「統一するな」
「そうします」
「それが僕等の戦略やな」
「左様です」
「どうやら」
タゴールは二人の話を聞いて言った。
「そちらは蕭何やビスマルクや伊藤博文に匹敵する宰相がおられますね」
「実際にな」
中里も笑って話した。
「太宰がおるとな」
「政はですね」
「もう万全と言ってな」
「いいですね」
「ああ、日本の政もまとまってたし」
「これからはですね」
「連合全体をな」
太宰、彼がというのだ。
「中心になって治めていくわ」
「左様ですね」
「そやからな」
それでというのだ。
「ほんまにこっちには最高の宰相がおるわ」
「そうですね」
「宰相は私となってるが」
リーがここでこう言った。
「内政の責任者はな」
「太宰君ですね」
「そうなってる、彼がおってくれるから」
「連合の内政はですね」
「まとまってく」
まさにというのだ。
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