第百八十二話 枢軸の神具その四
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「法律を定めたマヌ法典は知力と政治力があげるでごわす」
「まさにどっちも警官の神具やな」
「そして乗りもののカルキの馬は」
「白い翼のある馬やな」
「それは何処までも速く走れて」
「空も飛べてな」
「おいに助言してくれるとよ」
そうした神具だというのだ。
「これが頼りになるとよ」
「三つ共やな」
「そうたい」
「そっちの神具も充実してるな」
中里は二人の話を聞いて言った。
「ほんまに」
「そうたいな」
「そのことを思ったわ」
二人の話を聞いてだ。
「侮れんわ」
「そう言ってくれたら嬉しかとよ」
チャンダルは笑って述べた。
「わし等も」
「そやねんな」
「そうたい」
「わたくしも言わせてもらおう」
ヴァイドが言ってきた。
「いいか」
「ああ、頼むわ」
中里はそのヴァイドに笑って応えた。
「これからな」
「ではな、まずはヴァジュラだ」
「インド等の武器か」
「そうだ、三鈷杵の形だが」
「雷を放てるな」
「操れる」
その雷をというのだ。
「そしてアグニの弓矢だ」
「それも持ってるか」
「こちらは炎だ」
「アグニは炎の神やしな」
「その力を借りている、そしてヤマの鎧は」
これはというと。
「身体を守ってくれる、特に闇の攻撃からな」
「そちらからやな」
「素晴らしい神具だ」
「自分は戦闘向けやな」
「そうだな、実際に軍を率いているしな」
「職業はアーマーナイトやしな」
「そういうことたい」
こう中里に話した。
「わたくしは」
「自分のことも承知したわ」
「知ってはいたがたいな」
「自分から直接聞いてな」
それでとだ、中里はヴァイドに笑って話した。
「再認識したわ」
「それは何よりだ」
「私も言わせてもらうとよ」
今度はシータが言ってきた。
「よかたいな」
「ああ、ええで」
「では言わせてもらうたい」
「ほなな」
「カーリーの刀にたい」
まずはこの神具の話をした。
「氷を操るブラフマーの水杯たい」
「水を凍らせら氷になるな」
「だからたい」
「水を操れてやな」
「氷もとよ」
そちらもというのだ。
「操れるたい」
「そやな」
「そして自分の攻撃力と魔力を上げてくれるナーガの首飾り」
「その三つがやな」
「私の神具たい」
「合わせてその三つやな」
「そうたい」
中里に対してここは不敵な笑みで応えた。
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