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オズの木挽きの馬
第四幕その八
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「今よりずっとあるものが少なかったでしょ」
「ええ、そうだったわ」
「それがね」
「どんどん色々なものが増えて」
「色々な人が出て来てね」
「今に至るわね」
「そうよ、そして死の砂漠は大陸の端に行ってね」
 そしてというのです。
「オズの国は大陸全体になったのよ」
「リンキティンク王の国とかもオズの国に入って」
「大陸の国全部がオズの国に入ったのよ」
「そうなったわね」
「大陸の周りの島々もね」
 そうした場所もというのです。
「オズの国になったわ」
「そうよね」
「そうなっていったから」
 だからだというのです。
「オズの国は変わっていったし」
「これからも変わる」
「そうなるのね」
「ええ、そうよ」
 こう恵梨香にお話しました。
「ずっと変わっていく国よ」
「そういえばね」
 また木挽きの馬が言ってきました、馬とガラスの猫は食べていませんが他の人達は柿をどんどん食べています。
「服はあまり変わっていないね」
「そうね、オズの国ってね」
 恵梨香は木挽きの馬の言葉に頷きました。
「服は変わっていないわね」
「そうだね」
「ええ、人の大きさは変わってもね」
「昔の人達はずっと小さかったよ」
「大体背は大人の男の人で一四五位だったわね」
「今は一七五以上は普通にあるよ」
 そうなっているというのです。
「今はね」
「そうよね」
「関羽さんみたいな人もいる様になったし」
「二メートル以上ある人もよね」
「いるよ、ドロシーさん達はあまり変わっていないけれどね」 
 その背はです。
「けれどね」
「身体は大きくなったわね」
「多分外の世界のアメリカ人と同じ位だよ」
 それ位の大きさだというのです。
「今のオズの国の人達はね」
「そうよね」
「人の背も変わるんだね」
 木挽きの馬の言葉はしみじみとしたものになっていました。
「オズの国も」
「あらゆるものが変わっていくのね」
「うん、ただこの国では服はね」
「あまり変わらないわね」
「外の世界じゃ違うみたいだけれどね」
「結構色々なファッションがあるわよ」
 恵梨香は木挽きの馬に柿を食べながら言いました。
「本当にね」
「ナターシャの服装みたいにだね」
「ナターシャの服はゴスロリね」
「そう言われているものだよね」
「私もロリータファッション多いし」
 いつも着ている服はというのです。
「その他にもね」
「色々な服があるね」
「外の世界はね」
「そうだよね」
「そこはね」 
 本当にというのです。
「違うわね」
「外の世界とオズの国はね」
「服装が色々変わることは」
「本当にね」
 まさにというのです。
「そこはね」
「そうしたところも面白いわね」
 グリンダは柿を上品
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