暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga20-A夢の終わり〜Nightmare〜
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にトレーニングルームを出る。そんですぐに本部から入った通信に従って拘置所エリア近辺に移動して、なおも確保されてへん囚人の捜索の手伝いを始めた。私はアインスと、ルシル君はアイリとってゆう風に二手に分かれての捜索や。
「現在も逃亡している囚人ですが、一部を除いて低ランク魔導師ばかりのようです。T.Cからも吸収するに値しないと見切られたのか、もしくは吸収されながらも逃亡を続けているかのどちらかでしょうが・・・」
「気になるんは最後の大隊の幹部がまだ見つかってへんことやね」
元聖王教会騎士団の一員でもあった最後の大隊の幹部はみんな、本局の留置所で捕らわれてる。普通なら聖王教会本部の留置所で拘束されるべきなんやろうけど、罪を償い終えた元大隊の下位メンバーが騎士団の職務に復帰していることもあって、もし万が一にも幹部たちに絆されて脱獄させるようなことにならへんようにってことで、幹部は本局に収容されることになった。
(地続きのミッドやと逃げきられる可能性があるけど、本局やと局員専用のトランスポートか、民間とはいえ警備の厳しい次元港しか外界へ出られん本局なら、たとえ脱獄しても逃げきれへんからな)
「はい。またヴィヴィオ達が狙われるということにならないように、確実に本局内で捕まえなければいけませんね」
「そうやね。大隊の活動中はヴィヴィオ達に窮屈な思いをさせてたからな。今度は絶対に防がなアカン」
『こちら本部。八神二佐、アインス補佐、応答願います』
「はい。こちら八神」
『現在八神二佐たちのいらっしゃるC区画にて、元教会騎士ラヴェイン・ビッケンバーグの姿がカメラにで確認されました。お2人が最も近いので向かってください』
「「了解!」」
早速幹部やった元騎士ビッケンバーグの確保を任された。指定された場所に向かってみれば、「ほっほっほ。これはまた局の有名人がお迎えか」と私を見て笑うビッケンバーグさんが、苦しそうに体を震わせながら胸を押さえて座り込んでいた。
「T.C.に魔力を吸収されたんですね。その様子では余程の苦痛だったのでしょう。それでもここまで逃げ、隠れている。あなたをそこまで突き動かすのは、やはりベルカを再誕させたいからですか?」
「ベルカの再誕など、俺の目的のための足掛かりに過ぎんよ。事情聴取の内容、お前さん達も見ているんだろう?」
「闘争。管理局発足前では当たり前だった、魔導師の非殺傷などを完全撤廃しての殺し合いがしたい・・・でしたね」
「応とも。命を懸けない闘争などごっこ遊びに過ぎん」
「くだらない。本当に命のやり取りを知れば、そんなことを言えるわけがない」
ギュッと握り拳を作り、歯噛みしながらアインスが忌々し気にそう言うと、ビッケンバーグさんは「戦乱を生きた騎士とは
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