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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
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第11話 烈火の拳よ、響け! 炎の闘士アグニモン
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の力……凄え……かっこいいよ、響!♪」

響「えへへ♪ 後は私に任せて、フレイモンは休んでて」


響はダメージが大きいフレイモンを案じて、休むように言うが……


フレイモン「ははは……悪いけど、それはできないな」


フレイモンはやんわりと響の言葉を拒否するのだった。


響「えっ!? でも、その怪我じゃ……」

フレイモン「なぁに、これぐらい怪我の内にならないさ。それに……パートナーが戦ってるのに、後ろで見てるなんて我慢できないからな。響もそうだろ?」

響「っ! そ、それは……うん、その通りかも……」

フレイモン「ははは、だよな♪ だから、俺も出来る限りのことで響と一緒に戦いたい。俺は響のパートナーデジモン……響が俺のことを守ってくれたように、俺も響のことを守りたいんだ」


真剣な表情で言うフレイモンの言葉に、響は……


響「フレイモン……うん、わかったよ。それじゃあ……一緒に戦おう!」

フレイモン「へへっ、おう!♪」


フレイモンと一緒に戦うことを決め、2人の心が重なり合った……その時。


ドクンッ……!

響「っ!」


響は何かが鼓動するような感覚を感じた。

その直後に、また響の右手から眩い光が放たれた。


響「な、何っ!?」

フレイモン「この光は……!」


驚く2人を他所に光は形を変えていき、その光の中から響をデジタルワールドへ導いた機械ーーデジヴァイスが現れるのだった。


響「これって、あの時の機械!?」

フレイモン「それは、デジヴァイス! 俺と響のパートナーの証だよ!」

響「デジヴァイス、私とフレイモンのパートナーの証……!」


響の右手に現れたデジヴァイスから放たれた光はフレイモンに照射され、その光を受けたフレイモンは傷が癒えて行くのと同時に……


フレイモン「感じる……俺の中にある大きな力が、目覚めようとしているのを!」


体内から大きな力が漲ってくるのを感じていた。

そして、フレイモンは……


フレイモン→アグニモン「フレイモン、進化ーーー!! アグニモン!!」


インド神話に伝わる火の神である『アグニ』をモデルとし、スピリチュアルファイアーと呼ばれる聖なる炎を自在に操作する能力と東洋武術を用いて戦う、古代デジタルワールドの危機を救った伝説の英雄達ーー『十闘士』の力を宿す成熟期の魔人型デジモンーー『アグニモン』へと進化するのだった。

フレイモンもまた、アニューのララモンのように伝説の十闘士の内の1体ーー『エンシェントグレイモン』の遺伝子を受け継いだデジモンで、その潜在能力は未知数と言える程計り知れないものであった。


響「ええええっ!?
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