第113話
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シエルの問いかけを聞いたアネラスは不安そうな表情で呟き、シェラザードは疲れた表情で呟き、アガットは舌打ちをして厳しい表情で、サラは悔しそうな表情でそれぞれルシエルを睨み、サラの言葉に続くようにミリアムは不満げな表情でルシエル達を見つめて指摘し、サラとミリアムの言葉に対してルシエルは呆れた表情で答えた。するとその時大きな音がルーレ市内に響き渡った。
「今の音は一体……?」
「!ま、まさかリィン達……!?」
音の正体が気になったガイウスは眉を顰め、すぐにある事に気づいたアリサは血相を変えてログナー侯爵家の屋敷がある方向に視線を向けた。
〜ログナー侯爵家〜
「ぐあああ………っ!?」
「申し訳……ございません……お館……様……!」
「無念……」
一方その頃、ログナー侯爵家の屋敷の前で陣取っていたログナー侯爵家の屋敷の防衛の為の機甲兵達がヴァリマール達との戦闘によって敗北していた。
「――――――道は切り開いた。総員、突入!!」
「オオォォォォォォォ――――――ッ!!」
リィンがヴァリマールを操縦して太刀をログナー侯爵家の屋敷に向けて号令をかけるとメンフィル軍は力強い雄たけびをあげながらログナー侯爵家の屋敷への突入を始めた。
〜ルーレ市内〜
「幾ら相手が機甲兵とはいえ、門番如きを相手に自らが先頭に立って退けるとはさすがは我が主です……!」
「フム、主達が敵将を討つのも時間の問題だな。――――――という訳だから君達も諦めてこの場から退いて今後の自分達の方針を考えた方が建設的だから、退いてくれないかい?あたしとしても、いつまでも面倒な雑事に無駄な時間を取られ続けたくないんだよ。」
空に滞空している為ヴァリマール達の様子を直接目にする事ができたユリーシャは感動し、レジーニアは静かな表情で推測を口にした後めんどくさそうな表情を浮かべてアリサ達を見下ろして指摘し
「フン、そのような軟弱な事に俺達が頷くと思ったら大間違いだ!」
「何としても押し通る……!」
レジーニアの指摘に対してユーシスとラウラはそれぞれ反論した。
「その若さでそれ程の気概と不屈の精神がある事は称賛に値します。――――――最も、貴方達の仲間の父親であるログナー侯爵はともかく、貴方達にとっては”敵”であった”小悪党”如きを助ける為にもそこまで必死になれる事は理解できませんが……」
「”わたし達にとっては敵だった小悪党”……?一体誰の事?」
「まさか………リィン君達は父上だけじゃなく、叔父上の命まで狙っているのかい!?」
アリサ達を見下ろして静かな表情でアリサ達を評価したルシエルは呆れた表情を浮かべて答え、ルシエルが口にしたあ
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