第113話
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「あぐ……っ!?カハ……ッ!?」
そしてルシエルは落下していくサラ目掛けて縦横無尽に飛び回りながらサラに連撃を加えてダメージを与え続けた後止めに強烈な一撃をサラに叩き込み、ルシエルの止めの一撃を強化ブレードで受け止めたサラはルシエルの強烈な一撃による衝撃によって地面に叩きつけられた!
「だ、大丈夫ですか、サラ教官!?」
「くっ……あまり前に出ずに後ろで頻繁に指示ばかり出していたから、本人の実力は大した事はないと思っていたけど、指令塔であるあの天使自身も相当な使い手ね……!」
「リィンが新たに契約したあの天使――――――レジーニアが言っていたように、”戦闘型天使”としての戦闘能力も伊達ではないようね。」
地面に叩きつけられたサラを見たエリオットは心配そうな表情で声をかけ、サラは呻き声を上げながら立ち上がり、セリーヌは目を細めてルシエルを見つめた。
「それよりもさっきから気になっていたが……彼女達はトワとエマ君を意図的に狙っていないかい?」
「言われてみれば……」
「会長の事を”第一目標”、エマの事を”第二目標”って言っていたから、どうやらあの天使達は会長とエマを真っ先に無力化したいみたいだね〜。」
「で、でも……どうしてトワ会長とエマを……」
真剣な表情で呟いたアンゼリカの話を聞いたラウラとミリアムは真剣な表情でルシエル達を見つめ、アリサは戸惑いの表情を浮かべた。
「それは勿論、主達から君達の事を聞きだしたルシエルがその二人が”要注意人物”だと判断したからだよ。」
「彼女がリィン達からオレ達の事を……?」
「貴様らはリィン達から俺達の何を聞きだしたのだ?」
レジーニアの説明を聞いたガイウスが戸惑っている中、ユーシスは真剣な表情でルシエル達に問いかけた。
「”全て”です。得物や戦闘能力は勿論の事、性格や人間関係等も。――――――それらを吟味した上で、内戦では作戦立案等”紅き翼”の”頭脳兼指令塔”であったトワ・ハーシェル並びに転位魔術の使い手であるエマ・ミルスティン。貴女達を最優先に無力化する対象と判断しました。」
「……っ!」
「ま、まさか私とトワ会長を執拗に狙ってきた理由は……」
「トワは俺達の今の戦況を改善する作戦を思いかせない為とエマは転位魔術でお前達を無視して一気にゼリカの実家に到着させない為って所か。ったく、俺達の事について知っている事全部教えるとか、俺より容赦してねぇんじゃねぇのか、リィン達は……!」
「チッ、転位魔術には普通の魔術よりも詠唱や集中する時間が必要な事もわかっていたから、エマに転位魔術の詠唱させる暇を与えない為にも執拗に狙ってきたのね。」
ルシエルの答えを聞いたトワは息を飲み、エマは複雑そうな表情で
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