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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第113話
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〜ルーレ市内〜



「「コォォォォォ……ハアッ!!」」

「行くぜ……!――――――らぁぁぁぁぁっ!!」

「雷よ―――あたしに力を!!」

「まだまだこれからだよっ!!」

「機を逃すな――――一斉にかかれっ!!」

「戦場の戦士達に祝福を―――戦意の祝福!!」

「みんな―――受け取って!!」

戦闘開始時ラウラとアンゼリカ、アッシュとサラ、アネラスはそれぞれ自己強化技で自身を強化し、ユーシスとシェラザード、アリサはそれぞれクラフトや魔術で味方に様々な支援効果を付与した。



「神よ……我らに聖なる加護を―――聖戦士の領域!!」

一方ルシエルは物理、魔法能力の全てを強化する魔術で自分を含めた味方全員を強化し

「女神アイドスよ、星の輝きを今ここに―――スタークロス!!」

「降り注げ、凍てつく刃―――氷針雨!!」

ユリーシャとレジーニアはそれぞれアリサ達目掛けて魔術を放った。

「月の加護をここに――――――クレシェントシェル!!」

「くっ!?これはまさか……!」

「いたっ!?ふむ、魔法反射結界とはね。」

二人が魔術を放った直後にエマは味方に魔法反射の結界を付与して魔術によるダメージを術者である二人に跳ね返した。



「でやぁっ!!」

「もらったぜっ!」

「そこだっ!!」

そこにダメージを受けた二人に更なる追撃をする為にラウラ、アッシュ、ガイウスは跳躍して二人に追撃をしようとしたが

「第一前衛、わたくしと共に二人への追撃を妨害しなさい!崩れなさい――――――双葉崩し!!」

「はいっ!――――――させぬっ!!」

「聖なる刃を受けよっ!!」

「く……っ!」

「チィ……ッ!」

「ぐ……っ!?」

ルシエルの指示によってヘルテ種の天使達がルシエルと共にそれぞれ跳躍した3人に攻撃を放ってユリーシャとレジーニアへの攻撃を中断させて地面に着地させた。



「「「エニグマ駆動―――」」」

「……………………」

トワ、エリオット、エマはそれぞれアーツを放つ為にエニグマを駆動させ始め、シェラザードは魔術の詠唱を開始したが

「第一後衛、射てっ!!」

「はいっ!――――――そこですっ!」

「狙いは外しません!!」

「行きます……!」

ルシエルの指示でエンジェル種の天使達が一斉に魔力の矢による狙撃で駆動や詠唱の妨害を行ってアーツや魔術の発動を中断させた。



「第二、第三後衛詠唱及び駆動始め!ユリーシャ、レジーニア!貴女達もお願いします!エニグマ駆動―――」

「はいっ!!」

「わかりました!エニグマ駆動―――」

「了解。エニグマ駆動――
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