第三百二話
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第三百二話 お菓子も
梨花は茶道の歴史を学ぶ中で茶道と共にお菓子ここでいうのは和菓子のそれも知ってそのうえで言った。
「和菓子も茶道と一緒に発展したのね」
「お茶飲むとね」
自然と、とだ。赤音が応えた。
「やっぱり甘いものが欲しくなるわね」
「ええ、自然とね」
「だからよね」
「それでよね」
「その頃も甘いものが欲しくなって」
「お菓子も発展したのね」
「そういうことね」
このことを知った、そして。
美樹もここで言った。
「織田信長さんも実は甘党だったっていうし」
「お茶を飲んでお菓子も食べて」
「お菓子も発展したのね」
「そうね、お砂糖は江戸時代の中頃から広まったらしいけれど」
春奈はお菓子に欠かせない砂糖のことも話した。
「和菓子自体はね」
「その頃から広まって」
「皆で食べることになったのね」
「そうなのね」
「その頃からあのね」
「そうね、そう考えたら」
春奈は考える顔で話した。
「茶道ってお菓子も広めたのね」
「そう思うと凄いわね」
「茶道って」
「確かにお茶飲むと甘いもの欲しくなるから」
「一緒にってなったのね」
「そうね、というか」
春奈はさらに話した。
「若し茶道がないと私達もね」
「お菓子食べられなかったのね」
「和菓子も」
「そうよね」
「あたし和菓子も好きなのに」
華奈子が難しい顔で言ってきた。
「羊羹とかお饅頭とかお団子とかね」
「そういうのがないとよね」
「困るわ」
本当にとだ、春奈に話した。
「それは」
「そうよね、私も和菓子好きだし」
春奈もそうだった。
「茶道があってこそね」
「あたし達も和菓子をいつも食べられるのね」
「そうかも知れないわね」
茶道を学ぶとお菓子のこともわかった、お茶の友としてお菓子つまり和菓子が発展していったということが。
第三百二話 完
2020・9・25
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