第四百四十六話 妖怪達との出会いその十六
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「それこそ十メートル先の蠅も落とせるのじゃ」
「そいつはすげえな」
「おならはもっとだからのう」
「おっさんが変なことしようとしてもか」
「確実に静かになるぞ」
「そいつは何よりだな」
「戦える人は戦ってばい」
一反木綿はこう話した。
「そしてばい」
「フォローする人はよね」
「そっちで頑張ればいいばい」
こうアカリに話した。
「そうすればいいばい」
「そうよね、私達もね」
「そのことはばいね」
「わかっているから」
アカリは一反木綿に笑顔で答えた。
「これまでずっと戦ってきたから」
「ならよかとばい」
「こっちの主な戦力は鬼太郎だぜ」
ねずみ男が妖怪達のことを話した。
「あと子泣きの爺さんに砂かけのおばばにな」
「おいどんとばい」
「俺だ」
一反木綿と塗り壁は自分で名乗り出た。
「戦力になる」
「任せときんしゃい」
「それと猫娘にな」
「あんた何かあたしは嫌そうね」
猫娘は実際にそうした顔になったねずみ男に言った。
「猫だからな」
「全く、そこなのね」
「当たり前だろ、俺は鼠なんだぞ」
それならというのだ。
「猫は駄目に決まってるだろ」
「やれやれね」
「あと俺も戦える」
石動も自分から言った。
「鬼太郎位にはやってみせる」
「それと俺にな」
「僕もだよ」
すねこすりとたくろう火もだった。
「燃えるからね」
「変身して身体大きくなれるからな」
「俺もだ」
から傘もだった。
「戦えるからな」
「戦いなら任せろ」
白山坊も名乗り出た。
「自信がある」
「俺もまあ出来るしな」
網切りも言ってきた。
「やらせてもらう」
「わしもいるぞ」
たんころりんもだった。
「宜しくな」
「一人で眼魔数体同時に戦えているよ」
雨降り小僧が戦闘力のことを話した。
「戦える人はね」
「最初からそうなんてな」
「かなり強いよな」
シブヤとナリタは雨降り小僧の話を聞いて二人で話した。
「普通最初は何人かで一体なのに」
「これはかなり強いな」
「やっぱり妖怪だからか?」
「強いんだな」
「ただ数が多いですから」
鬼太郎が二人に話した。
「苦戦しています」
「正直困ってるんだよ、俺は戦いは駄目だしな」
ねずみ男はその鬼太郎の横で話した。
「というか逃げるしな」
「けれどねずみ男さんって不思議なんです」
まながそのねずみ男の話をした。
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