第四百四十六話 妖怪達との出会いその十四
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「そんなにかしら」
「相当だぜ」
「そうかしら」
「そこの姉ちゃんなんかな」
ユルセンはアデルにも話を振った。
「もう絶世だぜ、胸も大きいしな」
「私はなの」
「ああ、凄いぜ」
「そうなのね」
「中身の話になってもあんたは凄いんだよ」
こうアデルに言うのだった。
「それもかなりな」
「そうなの」
「ああ、桁外れにな」
「中身の話はそれ位にしない?」
そのユルセンに天空寺が言ってきた。
「それでね」
「ああ、これからだな」
「詳しい話をね」
それをというのだ。
「しようね」
「それもそうだな」
「色々お話しないといけないから」
「その通りですね、では妖怪アパートに入りましょう」
鬼太郎も応えた。
「これから」
「それじゃあね」
「そしてお茶とお菓子を口にしながら」
「お互いにね」
「お話しましょう」
「そういうことでね」
「それとです」
鬼太郎はさらに言った。
「天空寺さん、貴方死んだことがありましたが」
「そのことだね」
「その時に変身出来ていてですね」
「今もだよ」
「変わりなくですか」
「そうなったんだ」
「だから今もですね」
「戦えてね」
そしてというのだ。
「色々なフォームにもね」
「なれますか」
「そう、だからね」
「安心してですね」
「一緒に戦おうね」
「わかりました」
「っていうかこの兄ちゃんも色々あったってことがわかるな」
ねずみ小僧はしみじみとした口調で言った。
「死んだり幽霊になったりな」
「戦ったりなり」
「色々あったぞよ」
画材眼魔と音符眼魔が応えた。
「そうだったぞよ」
「かなり大変だったなり」
「そうだよな、それで御成の兄さん達が助けたりな」
ねずみ男はさらに言った。
「深海の旦那達とも再会したり一緒に戦ったり仙人さんの後始末してな」
「わしは後始末か」
「どう聞いてもそうだからな」
「わしは一体何だ」
「だから騒動の元凶だろ」
ねずみ男は容赦がなかった。
「おっさんはな」
「今度はおっさんか」
「そもそも仙人さんがお寺の住職になれるのかよ」
ねずみ男はこのことについても言った。
「宗教違うだろ」
「そういえばそうだね」
「言われてみればな」
たくろう火とたんころりんが頷いた。
「仙人は中国のものでな」
「あっちの宗教だよね」
「そのことを考えると」
「住職さんにはならないよね」
「というかおっさんお坊さんの資格持ってるのか?」
すねこすりはそのことを指摘した。
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